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語学や読書で、世界が少しずつ広がっていくかんじ

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短期留学でも太る? 約3週間のアメリカ滞在で実際に食べたもの

アメリカの食生活と言えば…ハンバーガーやコーラなど、ジャンキーなものを連想する人が多いのはないでしょうか。

 

実際、ハンバーガーやコーラも一般的ですが、当然それだけではありません。ファストフードの種類も、チェーン店の数も多いです。

 

 

とはいえ、それだけではイメージしにくいと思うので、カリフォルニアに約3週間短期留学した時に実際に食べたものをいくつか紹介します。

 

  • アメリカの食生活が気になる方
  • アメリカに留学する予定がある/留学したい方

 

こんなハイカロリーなものばかり食べられない!と思うでしょうか。いや、むしろ毎日でも食べたい!と思うでしょうか。

 

 

約3週間という短い期間ではありますが、ご参考までに!

 

※写真がなかったり、店名を控えていなかったりする箇所があります。

 

 

ハンバーガ

アメリカでの食事を語るのに、ハンバーガーは欠かせませんよね。

 

ハンバーガーは何度か食べたのですが、全体的に日本のハンバーガーより肉が厚いというか、食べ応えがあるというか。「肉食べてる感」が強かったです。私は、本場アメリカのハンバーガーの方が美味しいと思いました。

 

地元の人は、それぞれお気に入りのお店があるようでした。



In-N-Out Burger

In-N-Out Burgerは、1948年にカリフォルニアで開店し、2018年には70周年を迎えました。歴史が長い…!

 

地元の人に愛される、チェーン店の1つです。

 

 

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In-N-Out Burger

 

 

https://www.in-n-out.com/menu

 

 

Chick-fil-A

Chick-fil-Aも人気があります。実際、留学先の大学の学生が「お気に入りのハンバーガー店に連れていくよ」と言って、連れて行ってくれたのがこのお店でした。

 

 

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Chick-fil-A

 

 

Home of the Original Chicken Sandwich | Chick-fil-A

 

 

メキシコ料理

カリフォルニア州の南端は、メキシコと国境を接していることもあり、メキシコ料理のチェーン店が多く見られました。中でも、タコスとブリトーがその筆頭でした。

 

 

タコス

今や日本でもおなじみのタコス。美味しいです。

 

 

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タコス

 

 

ブリトー

ブリトーとは、小麦粉で作ったトルティーヤ生地で具材を巻いた料理です。日本ではタコスほどメジャーではありませんが、カリフォルニアではよく見かけました。

 

具材は様々で、私は豆とチーズを選びました。

 

手に持った時から、ずっしりしているとは思っていたのですが。トルティーヤ生地自体がもちもちと食べ応えがあるうえ、具材がぎっしりと詰まっているので、かなり満腹になりました。

 

 

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ブリトー

 

 

アメリカンチャイニーズ

PANDA EXPRESSという、中華料理をアメリカ風にアレンジしたお店でチキンなどを食べました。日本にも出店しているようです。

 

1983年にカリフォルニアで生まれたお店で、2017年には世界で2,000店、ニューヨークのマンハッタンに111店を構えました。「オリジナルオレンジチキン」が看板メニューです。

 

 

中華に近いので、日本人には馴染みのある食べやすい味付けだと思います。

 

3人で行ったのに明らかに食べきれない量で、「こんなに残すのもったいない…」と思っていたら、残った分は持ち帰るのが普通とのことでした。店員の方がパックに詰めてくれて、持ち帰って次の日に残りを食べました。

 

 

Menu | Panda Express Chinese Restaurant

 

 

タイ料理

中華だけでなく、タイ料理のお店もあります。

 

パッタイを食べました。アメリカンな食べ物ばかりで少し飽きてしまった頃だと、アジアンな食べ物がより美味しく感じます。パクチーをかなり久しぶりに食べました。

 

左下のお肉はてり焼き風の味付けで、パラパラの玄米が敷き詰められていました。私はあまりパラパラしたお米が得意ではなく、これはあまり好みではありませんでした。

 

 

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タイ料理

 

 

スターバックス

みんな大好き?スターバックスです。アメリカンサイズはとてつもなく大きい、という話を聞いていたので、実物を見るのを楽しみにしていました。

 

 こちらはベンティサイズです。私の手は小さくはないと思いますが、全然はみ出るサイズのカップです。

 

 

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スターバックス

 


別の日には、マフィンも食べました。

 

 

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マフィン

 

 

まとめ

こうして振り返ってみると、結構ジャンキーかもしれませんね…。でも、総じて美味しかったです!高カロリーなものは、大体美味しくできていますよね。

 

私は約3週間の滞在だったので、目に見えて太るようなことはありませんでした。ただ、これが1年以上の長期留学だったら、また違った結果になったと思います。

 

アメリカ留学を考えている方の、参考になれば嬉しいです。

 

 

※海外で使えるオススメWiFI

 

 

※短期留学って意味あるの?という話。

knonononai.hatenablog.com

【マルチリンガル】ただただ感心…!語学のモチベーションが上がるYoutubeチャンネル

日本で生活する日本人なら、英語がある程度できるだけでも「語学ができる人」とみなされるのではないでしょうか。

 

でも、世界に目を向けると、現地語とその国の公用語+英語の3か国語が話せる人、母語の他に複数の言語を話せる人は珍しくありません。

 

さらには1人で何か国語もマスターし、流暢にコミュニケーションをとれる方もいらっしゃいます。

 

英語の他にイタリア語とフランス語をある程度習得し、今はスペイン語を勉強している私が感心した、マルチリンガルの方のYoutubeチャンネルをご紹介します。

 

  • 英語以外の言語を学んでいる/学びたい方
  • マルチリンガルが、どのように言語を勉強しているのか知りたい方
  • 言語学習のモチベーションを上げたい方
  • 単純に、すごい人を見てみたい方

 

ぜひ見てみてください。そして、一緒に語学を頑張りましょう!

 

 

Steve Kaufmann-lingosteve

英語学習がテーマの日本人向け動画で、Steveさんを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

何を隠そうSteveさんは、約20言語を話せるお方なのです…!

 

そのうちの12言語くらいは流暢に話すことができ、残り約10言語は復習する時間があれば思い出して話すことができます。

 

日本語で話されている動画をいくつか見ましたが、とても流暢で丁寧な言葉使いです。日本に9年ほど住んでいたそうで、その影響も当然あるでしょうけれど、それにしても自然な印象でした。

 

 

当然、複数の言語での自己紹介を求められる場面も多いようですが、次々と別の言語に切り替えることができていて、感心しました。

 

こんなに話せたら、世界の大半の国で生きることができそうです。

 

 

英語がペラペラになる方法!20ヶ国語話せる人に聞いてみた! - YouTube

 

 

こちらの動画で、Steveさんが話していたことに共感しました。1つの言語ができるようになって自信がつくと、2つ目、3つ目は取組むハードルがどんどん下がります。

 

20言語はさすがに難しくても、私もそうやってできる言語を増やしていきたいです。

 

 

Steve Kaufmann - lingosteve - YouTube

 

 

井上ジョーJAPAN

英語、日本語、ポルトガル語、中国語のマルチリンガルというだけでなく、本業はアーティストというマルチタレント過ぎるお方です。

 

世界各国を旅した経験からか、言語の特徴を本当によく捉えています。さらにすごいのが、捉えた特徴を日本語に例えて説明してくれるところなのです…!

 

 

英語にもイギリス訛り、アイルランド訛り、ニュージーランド訛り...があると聞いても、多くの人にとっては「英語は英語」ではないでしょうか。聞き取りやすさの違いはあっても、その特徴をしっかり把握できる人は少ないと思いますし、私もよく分かりません。

 

そういったテーマを日本語で表現している動画が、いくつもあります。対象の言語の特徴をしっかり把握し、さらに日本語もネイティブ以上に深い理解がないと、できないことだと思います。

 

これってかなりのスゴ技なのでは…⁈

 

 

井上ジョーJAPAN - YouTube

 

 

※こちらの記事で、特におもしろかった動画を紹介しています。

knonononai.hatenablog.com

 

 

秋山燿平

「さんまの東大方程式」で、秋山さんを知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。10か国語を流暢に話してコミュニケーションをとる姿に、私も驚きました。

 

私が複数の言語を勉強してみよう、と思ったきっかけでもあります。

 

 

今は主に中国語ネイティブの方向けに、日本語学習の動画を上げているようです。中国語に関心がある方は、勉強になることが沢山あると思います。

 

 

秋山燿平 - YouTube

 

 

(おまけ) 華音チャンネル(Kanon)

最後は、私のお気に入りチャンネルです。

 

華音さんは日本語ネイティブ、英語ペラペラです。マルチリンガルとしてではなく、海外の方とのコミュニケーションの取り方を見習いたい!という理由で紹介します。

 

華音さんはとにかく、

 

  • リアクションがいい
  • 相手の話を楽しそうに聞く
  • 英語がペラペラ
  • 老若男女、国籍問わず誰とでも仲良くなれる

 

こういうところがすごいな、と思います。

 

 

豊富な海外経験から、様々な立場の方に配慮した意見を持っていて、多くの方から好かれる人柄の良さが見えます。

 

外国語を学んで、それを活かして誰かとコミュニケーションをとることの楽しさが伝わってきます。

 

 

https://www.youtube.com/c/kanonchannel

 

 

※こちらの記事でも紹介しています。

knonononai.hatenablog.com

 

 

※フランス語学習者の方にお勧めなのはこちら。

knonononai.hatenablog.com

 

 

まとめ

複数言語を学ぶ私が、語学モチベーションの上がるマルチリンガルの方々のYoutubeチャンネルをご紹介しました。

 

取組み方次第では、10言語以上を習得することも夢ではないのかも…?道のりは長いですが、一緒に頑張りましょう!

 

 

※言語をしっかり勉強したいなら、カシオEx-wordがお勧めです。

knonononai.hatenablog.com

【感想】世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 試したら本当に見つかる?

新卒で就職活動をしている時、転職を考える時、「結局自分は何がしたいんだろう?」と思うことはありませんか。

 

求人サイトを覗いてみると世の中には溢れんばかりに仕事があるのに、自分のやりたいことが分からないから、どれもなんだかぴんと来ない。会社のHPを見ても、なんか違う気がする…。

 

そんなお悩みをお持ちの方は、自分の「やりたいこと」を知ることから始めてみるのがお勧めです。

 

 

  • 就職活動中の方
  • 転職を検討している方
  • 企業を考えている方

 

自分の進路選択の契機として、これからご紹介する本の手順を試してみてはいかがでしょうか。

 

私も実際に本書の手順を試してみたので、一例としてご参考になれば嬉しいです。

 

 

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 (八木 仁平/KADOKAWA)

 

 

やりたいことを見つける手順

本書は「自己理解」の手法を発信し、多くの方の「やりたいこと探し」の手助けをしてきた著者が、その方法をまとめた本です。

 

「やりたいこと」を見つける方法は、これまでも吟味されてきたと思います。本書は「世界一やさしい」というだけあって、著者が独自に見つけた公式で、やりたいことを見つける方法が紹介されています。

 

 

その公式とは、以下の3本柱を基に構成されます。

 

  1. 好きなこと
  2. 得意なこと
  3. 大事なこと

 

公式① 好きなこと×得意なこと=やりたいこと

公式② 好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと

 

一見すると、非常にシンプルな公式ですよね。

 

著者が説明する手順で自分なりの3本柱を一つずつ見つけていき、最後にそれらを掛け合わせることで、「本当にやりたいこと」が見つかるという構成になっています。

 

 

本書で紹介されている、大まかな手順は下記の通りです。

 

①「大事なこと」を見つける

work STEP1: 5つの質問に答えて「価値観」を見つけ出す

work STEP2: 「価値観マインドマップ」を作って思考を整理する

work STEP3: 「他人軸」な価値観を「自分軸」に転換する

work STEP4: 「価値観ランキング」を作って優先順位を決める

work STEP5: 「仕事の目的」を決めれば自然と仕事が上手くいく

 

②「得意なこと」を見つける

work 5つの質問に答えて「得意なこと」を見つけ出す

 

③「好きなこと」を見つける

work 5つの質問に答えて「好きなこと」を見つけ出す

 

④「本当にやりたいこと」を決断する

work STEP1: 「好き×得意でやりたいこと」の仮説を立てる

work STEP2: 「仕事の目的」で「やりたいこと」を絞る

 

 

細かいやり方が気になった方、実際に自分もやってみようと思った方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。

 

 

やってみて難しかった箇所

私自身、多分もうしばらくは、現状と同様に会社員をすると思います。でも、これから先の数十年も、同じ会社で働き続けるか、今は分かりません。

 

数年働いてみた今、就活生だった頃とは社会の見え方が大分違ったり、社会で役に立つ経験を多少はできたりしているはずです。せっかくの機会なので、実際に本書の手順に則って、私も「やりたいこと探し」を試してみました。

 

すると、何カ所か手が止まってしまった箇所がありました。

 

 

「仕事の目的」を見つける

私の場合、大事にしている価値観は何となく自覚がありました。次の手順として「無意識のうちに周りに与えようとしてきた影響」を振り返って、「仕事の目的」を見つけるのが難しかったです…。

 

チームプレーが好きだったり、集団の中で役割を果たしたりしてきた人は、もしかしたら難なく振り返れるかもしれません。

 

でも、私は個人で物事を進める方が得意だったり、そういった経験の方を多くしてきた認識があったりで、10個経験を洗い出すのに時間がかかりました。

 

 

そういう人のために、巻末特典として質問が用意されている構成は、読者目線で作られている印象を受けました。

 

 

「自分の取扱い説明書」を作る

自分のことは自分が1番分かっているだろうと思っていましたが、これも時間がかかる作業でした。ワークを繰り返す中で出てきた自分の考えや特徴を、長所として使えるように、10~20個の項目に直すのです。

 

5個くらいは何とか出せるのですが、それ以上のパターンを見つけるのが難しく、いったん寝かせて日を改めて取り組みました。

 

 

「本当にやりたいこと」を絞る

最後のステップです。仕事として考えるうえで、やはりここが1番重要なのではないでしょうか。

 

好きでやりたいことを挙げるのは、そこまで難しいことではありませんでした。でも、それを「仕事」として取り組むか、趣味として楽しむかは、「仕事の目的」がしっかりしていないと見極められないですよね。

 

 

結局、やりたいことは見つかった?

結論「何となくこういう方向」ということは見つかりました。ハッキリしない回答ですね…。

 

途中難しかった箇所を挙げましたが、手が止まってしまったワークを「とりあえずこんな感じだろう」と埋めて進めたからかな、と反省しています。「なんとなく」埋めた箇所が少なければ少ないほど、「はっきりとした本当にやりたいこと」が分かったはずです。

 

 

「とりあえず」とか「なんとなく」で埋めた箇所は、つまり自己理解がそこまで深くできていなかったということだと思います。はっきりと書ききれなかったワークは、少し時間を空けて、もう一度取り組みたいです。

 

 

いずれにせよ、本書の「やりたいこと探し」を全くやらないでいた時よりかは、「なんとなくこういう方向」というのが分かりました。それだけでも、少しは前進したと言ってよいのではないでしょうか。

 

単に私のやり方がよくなかった可能性もありますし、やらないよりやった方がよいことは間違いありません。

 

 

まとめ

全体的に青を基調としたシンプルなデザインで、適宜補助として図や表が入っているため、理解しやすい内容だったと思います。

 

本書の手順で「やりたいこと探し」をする前と後では、やはり自分の認識が変わったことは実感があります。

 

実際にやりたいことが見つかったら、次はそれをどうやって実現するかを考えないといけないですよね。別の記事で、目標実現に役立つ本を紹介していますので、よろしければ合わせてご覧ください!

 

 

 

 

knonononai.hatenablog.com

 

 

【ブログ初心者】Google Analyticsってどこを見ればいいの?

前々から、Google Analyticsの見方を知りたいとは思っていたのです。

 

これまでずっとはてなブログアクセス解析を頼りにしていました。

 

ですが、アクセス数ではなくPV数が知りたいと思い、それにはやはりGoogle Analyticsの見方を知る必要があると思った次第です。

 

 

 

 

参考になれば嬉しいです。

 

私も、先人の方々の分かりやすい解説を読んで、やっと少し理解できました。参考にさせていただいたものを、適宜記載します。

 

 

 

Google Analyticsとは

自分のブログを訪問してくれた方の情報が分かります。個人のブログだけでなく、企業のサイトなどにも導入されているようです。

 

 

どのような情報が分かるかというと、

 

 

  • ある期間にサイトを訪問した人の数
  • 訪問した人が、サイトの中で見た記事の数
  • 訪問した人が、サイトを閲覧している時間の平均
  • サイトの中でよく見えられている記事
  • 訪問した人が、どこのURLから来たのか
  • 訪問した人が、1番最初に見た記事はどれか…

 

 

ざっと挙げただけでも、これだけのことが分かります。まだまだたくさんの機能があるのですが、今回は主要なものだけを抜粋します。

 

 

お客様のビジネスに適した分析ツールとソリューション - Google アナリティクス

 

 

導入から初期設定 実際やってみてつまずいた箇所

実際にGoogle Analyticsを導入、設定しました。ほとんどは紹介した記事でできたのですが、一か所躓いてしまったので、そこもお知らせします。

 

解決済ですので、同じところで詰まっている方は、試してみてください。

 

 

この記事の真似をすれば導入~初期設定が可能

導入から初期の設定までは、下にご紹介している記事を真似したらできました。本当に、先人に感謝です。

 

 

※T部長さんの懇切丁寧な記事です。初心者に優しいです!

 

 

【初心者向け】ブログへのGoogleアナリティクス初期設定・設置方法を詳しく紹介 | 初心者のためのブログ始め方講座

 

 

ユーザー属性が表示されないときの対処法

唯一つまずいたのが、

 

ユーザー→ユーザー属性→概要

 

が表示されないことでした。

 

 

こちらは、調べてみたところ

 

管理→プロパティ→トラッキング情報→データ収集

 

のリマーケティングがオフになっていたことが原因のようでした。オンにして保存したところ、データが反映されるようになりました!

 

 

※FARO REPORTさんの記事で判明しました。

 

 

Googleアナリティクス上でユーザー属性情報を表示できるように設定を変更する | よくある質問(FARO REPORT)

 

 

初心者が見るべきポイント

導入と初期設定ができたら、さっそく見てみましょう。先に紹介したように、Google Analyticsでは沢山のことが分かります。

 

その全てを初心者が把握するのは、難しいですよね。私も実際、まだよく分かっていないところがあります。

 

でも、まだまだPV数が少ないので、今のところは3項目だけで事足りています。

 

  • 行動→概要→ページビュー(PV)数
  • 行動→概要→サイトコンテンツ→ページタイトル
  • 集客→概要

 

上から順に説明します。

 

 

行動→概要→ページビュー(PV)数

ブログを書いている方ならよく聞くであろう、PV数です。

 

はてなブログアクセス解析から見られるアクセス数は、その名の通り、ブログにアクセスされた回数だと思います。

 

 

一方、Google Analyticsのページビュー数は、1人のユーザーが2つの記事を見たら、2になります。

 

どんどん増えると嬉しい項目です。

 

 

行動→概要→サイトコンテンツ→ページタイトル

ページビュー数が載っているページに、サイトコンテンツ(ブログの記事内容)も載っています。

 

 

本ブログの中でどの記事が最も見られたのか

=どの記事のページビュー数が最も多かったのか、上位10記事が分かります。

 

 

これ、知りたいと思っていたのです。

 

今は語学、読書、ブログ、旅行、留学など雑多に記事を更新している状態です。

 

今度どんな記事を中心に投稿するか決めるうえで、需要のある記事が分かるのは、とても便利です。

 

とくに、これからPV数が増えてくれるなら、分析すべき項目だと思います。

 

 

試しに、2021/10/1~2021/10/20の間で最も読まれた上位3記事を調べてみました。

(1番ページビュー数が多かったのはTOPページです。)

 

 

※1番多く読まれた記事。

knonononai.hatenablog.com

 

 

※2番目に多く読まれた記事。

knonononai.hatenablog.com

 

 

※3番目に多く読まれた記事。

knonononai.hatenablog.com

 

 

集客→概要

本ブログに、どこから辿り着いてもらえたのかが分かる機能です。

 

下の4項目の割合と、その詳細が分かります。

 

 

  • Referral...はてなブログなど。本ブログでは最も割合が高いです。
  • Social...Twitterなど。
  • Direct...記事のURLに直接飛ぶ場合。ブログのTOPページなど。
  • Organic Search...検索流入Googleなど。

 

 

始めた当初、本当にひとり言をつぶやいているようなものだったTwitterですが、少しずつ反応がもらえて嬉しいです。

 

Kの @knonononai

 

 

※ヒトデせいやチャンネルさんの動画を見ながら、Google Analyticsの画面を確認しました。実際の画面を共有しながら、厳選された項目のみ説明されているので、とても分かりやすいです。

 

 

【実際の画面で解説】Googleアナリティクス「これだけ見ておけ講座」【ブログで月10万円まで完全網羅!】 - YouTube

 

 

まとめ

先人のお陰で、初心者が見るべきポイントが分かりました!

 

まだどこをどう改善するか、というところに至るほどのPV数ではないのですが、これからはGoogle Analyticsを参考にできそうです。

 

 

※ブログについて試してみたこと Amazonアソシエイト

knonononai.hatenablog.com

 

 

※ブログについて試してみたこと グローバルメニューの設置

knonononai.hatenablog.com

 

 

※ブログについて試してみたこと Google AdSense

knonononai.hatenablog.com

【阿蘇】貸切温泉なら「蘇山郷」がお勧め!5つの理由をチェックインから徹底解説

熊本の阿蘇は火山の噴火でできたカルデラ地形に位置し、温泉宿がいくつもあります。どこの宿に泊まるべきか、悩んでしまいますよね。

 

私は、5つの理由で蘇山郷をお勧めします!

続きを読む

【阿蘇】グルメ いきなり団子を食べてみた

いきなり団子、食べてみたいと思っていたのです。

 

私は益田ミリさんのエッセイが好きで、「47都道府県 女ひとりで行ってみよう」という国内旅行の本も読みました。その本の中で益田ミリさんが激推ししていたんです、いきなり団子を。

 

 

 

 

※こちらの記事で本を紹介しています。

knonononai.hatenablog.com

 

 

それからずっと気になっていました。

 

熊本の阿蘇を旅行した時に、いきなり団子を食べることができたので、旅の思い出を記録します。他にも、阿蘇で食べた美味しいものをご紹介します。

 

 

いきなり団子: 渡辺饅頭店

阿蘇市内牧にある饅頭店で、いきなり団子を買いました。

 

さつまいもが使われていることは知っていたのですが、それだけの情報ではどれがいきなり団子かは分からなかったです。店主の方が教えてくれて、購入しました。

 

 

手のひらに収まるくらいのサイズです。てっきりさつまいも餡が入っているものだと思っていたのですが、そうではありません。

 

輪切りにした甘いさつまいもと、さつまいもの甘さを邪魔しない、優しい餡子が生地に包まれています。

 

これは美味しかったです!

 

さつまいもの素朴な甘さで、ついもう1個食べたくなる気持ちが分かりました。

 
 

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念願のいきなり団子
 
 
※人気がある商品を調べてみました。
 

 

 

あか牛: 蘇山郷

阿蘇をドライブしていると、農場をよく見かけます。牛や馬がのんびり牧草を食べています。

 

良い土地では、決まって美味しいものが育ちます。くまもとあか牛もその1つです。

 

阿蘇の街にはあか牛を食べられる場所が何カ所かありますが、私は宿泊した旅館、蘇山郷の夕食でいただきました。

 

 

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あか牛のステーキ

 

 

※人気がある商品を調べてみました。

 

 

 

楽天トラベル: 阿蘇内牧温泉 蘇山郷

 

 

ソフトクリーム: 道の駅阿蘇

「トイレがきれい」という口コミが多かった、道の駅阿蘇。噂通り、新設されたお手洗いは広くて清潔感がありました。

 

道の駅と言えば、どこでもソフトクリームを売っているイメージがありますが、道の駅阿蘇のソフトクリームには列ができていました!

 

  • 阿部牧場ソフトクリーム
  • モーモーファーム竹原牧場ソフトクリーム
  • 阿部牧場ヨーグルトソフト

 

3種類のソフトクリームが売られていました。牧場のソフトクリームなんて、聞いただけで美味しそうですよね。2人で行ったので、食べ比べてみました。

 

  • 左手前: 阿部牧場ソフトクリーム…コクがあって、ミルク感が強めだと思いました。
  • 右奥: モーモーファーム竹原牧場ソフトクリーム…なめらかで、ミルクの甘みをより感じました。

 

どちらも美味しかったです。ご参考までに!

 

 

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ソフトクリーム食べ比べ



※阿部牧場さんの人気商品です。

 

 

 

道の駅阿蘇に来たなら、コレは絶対に食べとかないと!!! | 道の駅 阿蘇

 

 

(おまけ) うどん: しんちゃんうどん

阿蘇で特別うどんが有名ということではないのですが、大観峰に続く山道で若干車酔いし、軽めの昼食をとるためうどんのお店を探しました。

 

Google mapを頼りに行ったのですが、それらしい場所に到着しても、どこがお店なのか分かりませんでした。とりあえず駐車場に車を止めて、民家のような玄関から覗くと、広い居間には15人以上お客さんがいました。

 

 

ちょうどお昼時だったので、地元の方が沢山来ていたのだと思います。入った時は「超アウェイ!」と感じたのですが、店主の方が優しく対応してくれて、美味しいうどんを楽しむことができました。

 

ローカル体験をしたい、のんびりうどんを食べたい方にお勧めです。

 

 

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きつねうどん

 

 

しんちゃんうどん 岩下治義 | 然-zen-

 

 

まとめ

阿蘇で食べた美味しいものたちをご紹介しました。牧場があちこちにあるので、鮮度のよい肉や乳製品を味わうことができます。

 

ずっと気になっていたいきなり団子も食べ、満足した阿蘇旅行でした。

 

 

阿蘇1泊2日でカルデラを見に行きました。

knonononai.hatenablog.com

 

 

※宮崎グルメのお話。

knonononai.hatenablog.com

 

 

※家で宮崎名物、冷や汁を食べたお話。

knonononai.hatenablog.com

【阿蘇】1泊2日モデルプラン カルデラを臨みに行ってみた

熊本県阿蘇と言えば、カルデラが有名です。小学校や中学校の教科書で目にする地形の名称ですが、実際に見たことはなく、「凹んでいる土地らしい」という認識でした。

 

今回は、熊本県阿蘇市を1泊2日で観光したお話を紹介します。訪れるお店のおしぼりの袋に、くまモンが頻出していたのもいい思い出です。

 

1日目に大観峰を見てから蘇山郷に泊まり、2日目にチロリン村と池山水源を周りました。電車も走っていますが、車での移動が楽だと思います。バイク好きの方は、バイク移動も楽しそうです。

 

 

大観峰: カルデラが一目でわかる絶景

「これが、教科書に載っていたあの地形…!」というのが一目でわかりました。

 

周りは山に囲まれ、凹んだ中心部分に街が広がっています。約27万~9万年前に4回の巨大噴火が繰り返され、その結果として今のカルデラが残っています。

 

大観峰はその火山景観を一望できる場所で、車で山道を登っていくと辿り着けます。信号もなく、美しい景観を突っ切って行けることから、バイクのツーリングを楽しんでいる方を沢山見かけました。

 

後から知ったのですが、「やまなみハイウェイ」というバイク好きには有名なロードがあったようです。私は車で行きましたが、左右はずっと緑の山が波打って続き、時折カルデラ地形の底にある街が見え、確かにバイクで走るのも気持ちよさそうでした。

 

 

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大観峰の頂上付近



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大観峰から臨むカルデラ地形

 

 

(参照)

阿蘇カルデラ - 阿蘇ジオパーク オフィシャルサイト

[動画あり]バイクの聖地、阿蘇に行ったらココを走ろう!“絶景ロード” | BikeJIN WEB

 

 

蘇山郷: 与謝野晶子ゆかりの露天風呂付宿

阿蘇の街には、火山地形だけあって温泉宿がいくつもあります。

 

今回は、その中でも部屋に露天風呂が付いている蘇山郷に泊まりました。なんとこちらの宿、あの与謝野鉄幹・晶子夫妻が泊まっていたことでも有名なんだとか。

 

静かな温泉街の中にあり、1階の部屋からは美しく整えられた庭が見えます。夕食・朝食とも阿蘇の自然に育てられた野菜とお肉をたっぷり味わえました。

 

屋上にはルーフトップバーがあり、天気が良ければ夜空を見上げながらお酒を楽しむことができます。

 

 

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デザイナーズルーム: 草原



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貸切り風呂: たる湯

 

 

楽天トラベル: 阿蘇内牧温泉 蘇山郷

 

 

チロリン村: 駄菓子と雑貨の昭和情緒あふれるお店

蘇山郷から徒歩5分ほどの場所にある、レトロな駄菓子屋さんです。レトロカフェバーの昭和館と併設しています。

 

今って令和なんですよね。だから昭和は既に、2つ遡る必要がある時代なんですよね。令和の最先端はこれからも更新されていきますが、それと同時に遠ざかっていってしまう昭和の情景を楽しめる場所も、このまま残ってほしいなあと思いました。

 

私は平成生まれなので、実際の昭和の駄菓子屋さんには行ったことがありません。それでも、幼稚園から小学生の頃に食べた懐かしい数十円のガムや飴が沢山売られていて、楽しい気持ちになりまあした。

 

3個のうち1個がとても酸っぱいガムなど、駄菓子をいくつか買って食べました。

 

お店の中には、20代前後の若い人たちの姿が多く見られました。何歳であってもわくわくできると思います。

 

 

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駄菓子・雑貨 チロリン村外観

 

 

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駄菓子・雑貨 チロリン村内部

 

 

阿蘇内牧のレトロカフェバー 昭和館/駄菓子屋 チロリン

 

 

池山水源: 透きとおった水が流れる水源

環境省の名水百選にも選ばれた水源で、30L/分という豊富な流量を誇っています。

 

山奥に入ってい行く必要があるのかと思っていましたが、駐車場から歩いてすぐの場所に、美しい水源を見ることができます。水の透明度が高く、あめんぼが動いてできる波紋が、くっきりと水面に映っていました。

 

「せっかく来たのだから、阿蘇の中心部からあまり遠くない観光スポットに寄ってみよう」という気持ちで行ったのですが、予想以上にきれいな水源で癒されました。お勧めです!

 

 

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池山水源の透き通る水



(参照)

https://www.ubuyama-v.jp/tourism/scenic_spot/water_source/

 

 

まとめ

阿蘇1泊2日のモデルプランをご紹介しました。温泉街といえど観光色は薄めで、珍しい地形と自然の壮大さ、そこで育った新鮮な食べ物をゆっくりと味わいたい方は、特に楽しめるはずです。

 

どちらかと言えば海派なのですが、山の涼しくて静かな空気も気持ちいいなあと感じた旅でした。

 

九州は宮崎と大分も訪れたことがあるので、よろしければ合わせてご覧ください!

 

 

阿蘇で食べた美味しいもののまとめ。

knonononai.hatenablog.com

 

 

宮崎市周辺の観光スポットをまとめました。

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※宮崎県北の観光スポットをまとめました。

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別府市1泊2日のモデルプランです。

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【感想・レビュー】FACTFULNESS(ファクトフルネス) 補足資料付きで解説!

テレビを付けたり、ネットを見たりすると、いつも悪いニュースばかり。

 

世界のどこかでしょっちゅうテロが起こったり、明日の食糧もないようなお腹を空かせた子供たちが沢山いたり。女子が受けられる教育が限られていたり、最低限の医療さえ行き届かず、亡くなってしまう人がいたり。

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【感想】『サトコとナダ』から考える異文化理解

現在、世界の約4人に1人がイスラム教徒(男性: ムスリム/女性: ムスリマ)と言われており、その割合は今後も増加していく見込みです。

 

日本にもインドネシアやマレーシアから、ムスリムの方たちが観光に来る姿を、コロナが流行る前はよく見かけましたよね。海外旅行が自由にできるようになったら、また沢山のムスリム観光客が来てくれることでしょう。

 

 

その一方で「イスラム教=テロが多い」というイメージを持っている人が多いこともまた、事実なのではないでしょうか。

 

今回は、ムスリムとの異文化交流をテーマに書かれたことで話題のマンガ「サトコとナダ」を紹介します。

 

 

という方にお勧めです。

 

 

マンガなので気軽に読めますし、さらっと読めるのに気づきや学びは沢山ある素敵な作品です!

 

 

『サトコとナダ』ってどんな話?

サトコとナダ(1) (ユペチカ/講談社)

 

日本人女子大生のサトコが、サウジアラビア出身でムスリマ(イスラーム女性)のナダとアメリカでルームシェアをする、優しい絵柄のマンガです。

 

イスラム」はその信仰だけでなく、生活習慣や文化にも大いに反映されています。しかし、「イスラム教」という宗教のイメージが強く、マンガにするには若干センシティブな内容にも感じますよね。

 

 

実際「サトコとナダ」の刊行に至っては、きちんと専門家の監修がありました。

 

作者であるユペチカさんの留学経験に基づく作品ではありますが、ノンフィクションというわけではないそうです。

 

 

(参照)

【インタビュー】ユペチカ『サトコとナダ』おもしろさの秘密には、ある「神様」の存在があった!  |  このマンガがすごい!WEB

 

 

サトコは、ヒジャブ(イスラム女性がよく身に付けている、髪を覆う布)を身に着けたナダの姿に驚き、これから始まる共同生活に不安を覚えます。

 

しかし、ナダと一緒に住み、ナダの友達で様々な国出身のムスリマたちと出会うことで、サトコは彼女たちと仲良くなります。少しずつイスラムについて知っていく中で、サトコは自分がイスラムについて偏見を持っていたことにも気が付きます。

 

 

その例が「イスラム女性はヒジャブを強制されて着ている」というものです。これは、作者のユペチカさんが実際に抱いていたものだそうで、正直、私も身に覚えがあります。

 

 

もちろん「イスラム」といっても、その信仰への思いの強さや、習慣の実践には非常に個人差があります。とは言え、ナダにとってヒジャブは、決して強制されたものではなく、「自ら望んで着ている」ものです。

 

こういった内容を知らずに過ごしていると、「イスラム教は女性にヒジャブを強要されている」という誤解を持つことになってしまいます。

 

 

「サトコとナダ」を読むことで、今まで知らなかった、よく理解しようと努力してこなかったイスラムの概観をつかむことができます。少なくとも「イスラム=恐い」という画一的な誤解は大分薄れるはずです。

 

 

イスラムをもう少し知りたくなったら

「サトコとナダ」でイスラムに興味が出てきたら、もう一歩進んでみましょう。

 

『サトコとナダ』から考えるイスラム入門 ムスリムの生活・文化・歴史 (椿原 敦子・黒田 賢治/講談社)

 

 

この本は、イスラムを専門にしている研究者によって書かれています。「サトコとナダ」で出てきたイスラムのトピックを中心に、「世界史で聞いたことある」とか「最近のニュースでも話題になっていた」といったムスリムの生活・文化・歴史を、易しい言葉で解説してくれます。

 

 

その中でも、特に私が府に落ちた箇所を抜粋します。

 

 

 もうひとつの分かりにくさの理由は、イスラム教徒とは誰を指すのか、ということの難しさです。同じ信仰を持つひとたちなのだから、共通する部分を知りたい、と思われるかもしれません。でも、約17億3千万の人をひとくくりに「こんな人たちです」ということが可能でしょうか?

 このざっくりとまとめられたイスラム教徒のイメージ、ステレオタイプこそが理解を妨げているように感じます。私たちだって、アジア人とひとまとめされると「間違ってないけど全然違うよ!」って言いたくなりますよね。

 

 

これは確かに、と思いました。「アジア人」という単語で、一応アジア圏に住む人たちをひとくくりにできますが、「アジア人はこういう人たちだよ」という特徴を明確に述べるのはかなり難しいでしょう。

 

 

本書は、「イスラムの人たちをひとくくりにして説明することは難しい」という立場をとりながら、「これから出会うイスラムの人とよりよい関係を築いていくためのヒント」を沢山提供してくれます。

 

 

個人的に印象に残ったトピックを紹介します。

 

 

イスラム過激派が登場してしまった要因

これは、平和に生きたい全ての方にとって、関心がある内容ではないでしょうか。

 

過激派の暴力的な行動について私たちは理解に苦しみますが、彼らは彼らのなりの根拠を持って実行しているそうです。

 

真のイスラム教徒として「努力」することが、イスラムを信仰する人には求められています。その「努力」を「異教徒と戦うこと」と捉えてしまった人たちが、テロなどの暴力的な手段に訴えてしまうそうです。

 

 

イスラモフォビアの理由

「イスラモフォビア」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 

○○フォビアは「〇〇嫌い」「○○恐怖症」と言った意味です。イスラムの他に、同性愛者に対する嫌悪感を表す言葉として「ホモフォビア」という言葉もあります。

 

 

イスラモフォビアは主にヨーロッパやアメリカで聞かれる言葉ですが、ヨーロッパのイスラモフォビアとアメリカのイスラモフォビアでは、その理由が異なります。

 

そんなに嫌わなくても…と呑気に思ってしまいそうですが、歴史的事件や時代の潮流を知ると、そう簡単な問題ではないことが分かります。

 

 

ハラル認証のビジネス化

イスラム教に詳しくなくても、「イスラム教の人は豚肉を食べてはいけない」ことを知っている人は多いのではないでしょうか。

 

イスラムの教義に則した処理の方法、食材を使っている食べ物は「ハラル・フード」と呼ばれています。イスラム圏からの観光客が増えてきた昨今、ハラル・フードとして飲食物を提供できる「ハラル認証」が注目を集めてきました。

 

しかし、どこまで厳しいチェックが必要かはムスリム個々人によって違ってきます。細かい確認事項のために、ハラル・フードの金額が上がってしまい困るという意見もあるそうです。

 

 

ハラル・フードは、ムスリム観光客に配慮した、よい取り組みだと思っていました。でも、あまりに徹底して行おうとしたり、お金儲けの手段にしようとしたりすると、どこかで軋轢が生まれてしまうようです。

 

 

イスラーム銀行に興味を持った本について、紹介しています。

knonononai.hatenablog.com

 

 

※もう少し踏み込んだ、イスラームと経済のお話。

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感想

率直に言うと、「異文化理解ってやっぱり難しい…」と思ってしまいました。

 

「自分、または自分が属する社会では、ここまでは許容できるけど、これ以上は容認できない」といった線引きが、どこの社会にも存在しているのではないでしょうか。

 

自分の文化と相手の文化が異なる時、始めから拒否するのではなく、どこか妥協できる点がないか模索することは、異文化理解の重要な点だと思います。

 

 

でも、どこで妥協点が見つかるのか、こちらが歩み寄ってもあちらが一歩も引かないのではないか、という懸念もあるでしょう。

 

「多様性」とか「異文化理解」は、拒否するよりもずっとずっと時間と労力がかかることなのです。それを避けては通れないほど人の行き来が活発となっている昨今だからこそ、自分が持っている偏見を自覚し、少しでも正していきたいと思いました。

 

 

まとめ

「サトコとナダ」と、「『サトコとナダ』から考えるイスラム入門 ムスリムの生活・文化・歴史」をご紹介しました。2つを読めば、イスラムについての概観は知ることができるでしょう。

 

少なくとも、何も知らずに抱いていた「イスラム=テロリスト=恐い」という偏見は、大分修正することができるのではないでしょうか。

 

 

※愛用しているオススメのしおり

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※「多様性」について考えさせられた本2冊をご紹介。

knonononai.hatenablog.com

 

 

※自分が理解したつもりになっていた「多様性」について、まだまだ思慮が足りなかったことを思い知らされた本。

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イスラーム金融とイスラーム銀行 分かりやすい本紹介

ことの発端は、資本主義経済について書かれた、中学生向けの分かりやすい本を読んだことでした。

 

 

 

 

この本を読んだのは、自分だって労働力を提供し、賃金を得て資本主義経済に参加しているのに、その仕組みをあまり分かっていないと感じていたからです。

 

 

その中で紹介されていた「イスラーム銀行」の説明が面白く、関連した本を最近2冊読みました。「イスラーム銀行」はお金を貸しつける相手から、利子をとることができません。では、どうやって存続しているのか、読んだ内容のまとめもかねてご紹介します。

 

 

※資本主義経済について読んだ本をまとめた記事はこちらです。

knonononai.hatenablog.com

 

 

※仕事が辛い理由は、社会のシステムにあるのでは?と考えた本3冊。

knonononai.hatenablog.com

 

 

 

イスラームを知る12 イスラーム銀行 金融と国際経済 (小杉 奏, 長岡 慎介/山川出版社)

 
 
概要
タイトルの通り、イスラーム銀行の仕組みについて説明した本です。
 
そもそも、なぜイスラームで利子を取ることが禁止かというと、イスラームの原則が「等価交換」だからです。「100円貸したら100円が返ってくる」ことが決まりで、「100円を1年貸したから、10円を利子として110円を受け取る」ことはできません。
 
 
しかし、資金提供をして事業者と協業することはできます。事業が成功したら、その利益をどのように配分するかをあらかじめ決めておきます。
 
この方法は、イスラーム銀行が採用している方法の1つです。お金を事業者に貸し、返してもらう時には、利子ではなく事業者が成功した利益を配分してもらいます。このようにしてイスラーム銀行は存続しています。
 
 
ただ、この方法でもし事業が失敗しても、その損失もまた資金提供者と事業者で分け合います。資金提供者はお金を貸しているわけではないので、事業が失敗したら、提供したお金は戻ってこないのです。
 
これは、イスラーム銀行の預金者にとってもリスクとなります。だから、イスラーム銀行の預金者は、自分がお金を預けている銀行がどのような事業に資金を提供しているのか、アンテナを張っておく必要があります。この点は、日本と大きく異なりますね。
 
 
感想
リバー、スクーク、ムダーラバなど、専門用語が沢山出てきます。専門的に学ぶわけではなく、興味本位で読むなら、専門用語を暗記する必要はないと思います。
 
「そんな仕組みがあるんだ」という発見や、「資本主義とは違ったシステムでも、こんな風に経済が回っているんだ」という驚きがあれば、それだけでも読んだかいがあります。
 
 
イスラーム」と言うと、私たちからは縁遠い宗教に思えますが、その人口は年々増加しています。現在はキリスト教の人口が世界で最も多いですが、2100年にはイスラム教が最大勢力になるだろう、という調査もあるそうです。
 
イスラーム人口が勢力を増していく中、資本主義経済の仕組みしか知らないと、必ずどこかで衝突が生じると思います。
 
 
そうなった時に、私たちが慣れ親しんだやり方以外の方法を、模索する必要が出てくるのではないでしょうか。今読んでおくと、もしかしたら数十年後、もしくはもっと近い将来、役立つかもしれません。
 
 
 

イスラーム金融ー贈与と交換、その共存のシステムを解く (櫻井 秀子/新評論)

 

概要

こちらはイスラーム銀行も含んだ、より広い範囲のイスラーム金融についての本です。

 

具体的には、サブタイトルにあるように、イスラーム圏で贈与と交換がどのように共存んしているのかを説明しています。

 

 

  • 贈与とは、長期的な相互関係を想定し、無償で何かを提供することです。
  • 交換とは、物品とその代金のように、即座に対応するものをやりとりすることです。

 

 

資本主義経済では、圧倒的に交換の割合が高いです。お金を払えば商品がすぐ手に入るのは確かに便利で、これからも続いていくだろう仕組みですが、それが現代の孤独感・閉塞感にも影響します。

 

 

では、イスラーム圏で見られる贈与は、どのような形で現れているのでしょうか。

 

その最たる例が「喜捨」です。喜捨とは貧しい人、旅人、生活が困難な人に対する寄付のようなものです。富裕層だけでなく、庶民も時には貧しい人であっても喜捨を行うほど、イスラーム圏では生活に根付いている習慣です。

 

喜捨は神からの贈り物という考えがあるため、喜捨を受けた人は、喜捨をした人に対してではなく、神に感謝するそうです。

 

 

喜捨をした人も「自分が貧しい人を助ける」という動機ではなく、「来世のために正しい行いをする」という理由らしいです。

 

この辺りの感覚が、多くの日本人とは異なるのではないかと思いました。

 

 

感想

先に述べたように、喜捨の説明は自分の生活からは離れているもので、面白く感じました。もし自分が喜捨をした相手が、自分ではなく神にだけ感謝していたら、私だったら「あれ?私には?」と思ってしまいそうです。

 

他にも、バザールでの価格交渉の話も興味深かったです。バザールの商人は、同じ商品であっても富裕者には高めに、貧しい人には安く売ることがあるそうです。日本のスーパーマーケットやコンビニでは、ありえない対応ですよね。

 

 

バザールの商人が価格を調整することで、その地域の生活の均衡を保全する役割を果たしています。

 

 

まとめ

イスラーム銀行とイスラーム金融について書かれた本を2冊紹介しました。

 

2冊に共通したメッセージとしては

 

  • イスラームの人口はこれからも増えていく
  • 増えいてく層のことを何も知らないままでよいのか
  • 日本人は何となく「イスラーム」に苦手意識があるけれど、将来に向けて少しずつでも理解を深める必要がある

 

ということだと思います。

 

 

イスラームに限らず、世界は広く、多様な生活様式や文化にあふれています。そんなことを改めて感じました。

 

海外旅行が難しい今こそ、異文化を本から学ぶこともまた、貴重な経験になると思います。

 

 

※愛用しているオススメのしおり

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※タイについての本まとめ。

knonononai.hatenablog.com

 

 

※ネパールについての本まとめ。

knonononai.hatenablog.com