熊本県の阿蘇と言えば、カルデラが有名です。小学校や中学校の教科書で目にする地形の名称ですが、実際に見たことはなく、「凹んでいる土地らしい」という認識でした。
今回は、熊本県阿蘇市を1泊2日で観光したお話を紹介します。訪れるお店のおしぼりの袋に、くまモンが頻出していたのもいい思い出です。
1日目に大観峰を見てから蘇山郷に泊まり、2日目にチロリン村と池山水源を周りました。電車も走っていますが、車での移動が楽だと思います。バイク好きの方は、バイク移動も楽しそうです。
大観峰: カルデラが一目でわかる絶景
「これが、教科書に載っていたあの地形…!」というのが一目でわかりました。
周りは山に囲まれ、凹んだ中心部分に街が広がっています。約27万~9万年前に4回の巨大噴火が繰り返され、その結果として今のカルデラが残っています。
大観峰はその火山景観を一望できる場所で、車で山道を登っていくと辿り着けます。信号もなく、美しい景観を突っ切って行けることから、バイクのツーリングを楽しんでいる方を沢山見かけました。
後から知ったのですが、「やまなみハイウェイ」というバイク好きには有名なロードがあったようです。私は車で行きましたが、左右はずっと緑の山が波打って続き、時折カルデラ地形の底にある街が見え、確かにバイクで走るのも気持ちよさそうでした。
(参照)
[動画あり]バイクの聖地、阿蘇に行ったらココを走ろう!“絶景ロード” | BikeJIN WEB
蘇山郷: 与謝野晶子ゆかりの露天風呂付宿
阿蘇の街には、火山地形だけあって温泉宿がいくつもあります。
今回は、その中でも部屋に露天風呂が付いている蘇山郷に泊まりました。なんとこちらの宿、あの与謝野鉄幹・晶子夫妻が泊まっていたことでも有名なんだとか。
静かな温泉街の中にあり、1階の部屋からは美しく整えられた庭が見えます。夕食・朝食とも阿蘇の自然に育てられた野菜とお肉をたっぷり味わえました。
屋上にはルーフトップバーがあり、天気が良ければ夜空を見上げながらお酒を楽しむことができます。
チロリン村: 駄菓子と雑貨の昭和情緒あふれるお店
蘇山郷から徒歩5分ほどの場所にある、レトロな駄菓子屋さんです。レトロカフェバーの昭和館と併設しています。
今って令和なんですよね。だから昭和は既に、2つ遡る必要がある時代なんですよね。令和の最先端はこれからも更新されていきますが、それと同時に遠ざかっていってしまう昭和の情景を楽しめる場所も、このまま残ってほしいなあと思いました。
私は平成生まれなので、実際の昭和の駄菓子屋さんには行ったことがありません。それでも、幼稚園から小学生の頃に食べた懐かしい数十円のガムや飴が沢山売られていて、楽しい気持ちになりまあした。
3個のうち1個がとても酸っぱいガムなど、駄菓子をいくつか買って食べました。
お店の中には、20代前後の若い人たちの姿が多く見られました。何歳であってもわくわくできると思います。
池山水源: 透きとおった水が流れる水源
環境省の名水百選にも選ばれた水源で、30L/分という豊富な流量を誇っています。
山奥に入ってい行く必要があるのかと思っていましたが、駐車場から歩いてすぐの場所に、美しい水源を見ることができます。水の透明度が高く、あめんぼが動いてできる波紋が、くっきりと水面に映っていました。
「せっかく来たのだから、阿蘇の中心部からあまり遠くない観光スポットに寄ってみよう」という気持ちで行ったのですが、予想以上にきれいな水源で癒されました。お勧めです!
(参照)
https://www.ubuyama-v.jp/tourism/scenic_spot/water_source/
まとめ
阿蘇1泊2日のモデルプランをご紹介しました。温泉街といえど観光色は薄めで、珍しい地形と自然の壮大さ、そこで育った新鮮な食べ物をゆっくりと味わいたい方は、特に楽しめるはずです。
どちらかと言えば海派なのですが、山の涼しくて静かな空気も気持ちいいなあと感じた旅でした。
九州は宮崎と大分も訪れたことがあるので、よろしければ合わせてご覧ください!
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