けーのののーない

語学や読書で、世界が少しずつ広がっていくかんじ

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読書-小説・エッセイ

【感想】「おいしいごはんが食べられますように」ほのぼの系かと思いきや...?!

第167回芥川賞受賞作の 「おいしいごはんが食べられますように」。 仕事、食事、恋愛要素が上手く掛け合わされ、 職場の人間関係や日々の食事に悩む人には 共感できるポイントが多々あるのではないでしょうか。 今回は「おいしいごはんが食べられますように…

【感想・レビュー】「嫌いなら呼ぶなよ」綿矢りさのブラックユーモア炸裂!

綿矢りさと聞いて1番最初に浮かぶ小説は 史上最年少で芥川賞を受賞した「蹴りたい背中」でしょうか。 綿矢りささんは2004年に「蹴りたい背中」で一躍有名になった後も、 20年近くずっと、夢中で読んでしまう作品をいくつも出してきました。 今回は綿矢りさ…

【感想・レビュー】「海をあげる」柔らかな日常の中に滲み出る、沖縄ゆえの憤り

沖縄が今、直面している状況、それに対する憤り、女性たちに降りかかる困難を 丁寧なインタビューから描き出すエッセイです。 Yahoo! ニュース本屋大賞2021 ノンフィクション本大賞 第7回沖縄書店大賞 沖縄部門大賞 第14回 [池田晶子] 記念 わたくし、つまり…

【感想】朝井リョウ『正欲』三大欲求の性欲って本物?

『正欲』というタイトルからは、 三大欲求の『性欲』が思い起こされます。 睡眠欲と食欲は老若男女問わず、 日々人が満たしているものと言えそうですが、性欲はどうでしょう。 睡眠欲と食欲とは違って、 全ての年代、性別に当てはまるわけではないですし、 …

【感想】益田ミリ「永遠のおでかけ」悲しみとほっこりの共存エッセイ

家族が亡くなってしまった時、悲しみや喪失感に襲われても、時間とともにそれが薄れていく実感。 次第にその人の死に思いを馳せる時間が短くなっていっても、日常のふとした光景で、また蘇ってくる感覚。 父を亡くした悲しみと、そんな出来事があっても日常…

【感想】益田ミリの旅エッセイ2冊で、海外旅行気分を味わう

夏休みを活用して、海外旅行する人が少しずつ出てきたでしょうか。海外からの観光客の入国も、少しずつ緩和され始めましたね。 とは言え、今年はまだ海外旅行は我慢しておこうという方のために、お勧めの本をご紹介します! 海外旅行に行けないなら、せめて…

【読書】あのころなにしてた? 綿矢りさ初の日記エッセイを読んだ感想

綿矢りさといえば、芥川賞を受賞した「蹴りたい背中」で一躍有名になった、女性作家です。 そんな彼女が、「コロナ禍の日常」をテーマにした初の日記エッセイを出版しました。綿矢りさ作品が好きな私としては、読まないわけにはいきません。 「あのころなに…

【生きづらさ】を感じた時に手を伸ばしてほしい小説3選

うまく言葉にできないけど、世の中にもやもやする。 なんだか違和感があって、「何が」とは言えないんだけど、しんどい気持ちになる。 でもそれを誰も分かってくれない気がするし、誰かに分かってもらえるよう説明できる気がしない。 「生きづらいな」と感じ…

【感想】益田ミリの旅エッセイ2冊で、国内旅行気分を味わおう

2022-01-09 コロナが世界で流行し始めて、はや2年…。 海外旅行はまだ難しそうですが、国内旅行は少しずつできるようになってきたのではないでしょうか。 旅行好きの方は、次に行ってみたい国内の旅行先はどこですか?