自己啓発本、お好きですか?ちょっと本屋に行けば、100冊以上はありそうですよね。話題の本や何となく目に付いた本を手にとって、ぱらぱらめくると聞きなれないカタカナ語がずらっと並んでいたり…。
著者の輝かしい経歴とか売上を目の当たりにして、そっと本棚に戻したことありませんか。
自己啓発本は意識高い感じがして、ちょっと苦手意識がある。でも、今の生活に行き詰っていて何かヒントが欲しい。そんな方に2冊だけご紹介します。
神メンタル「心が強い人」の人生は思い通り (星 渉/KADOKAWA)
目標の立て方から実現の仕方まで、一連のやるべきことが書いてある1冊です。本を開いたその日から、実行に移せる内容です。
私は社会人になるまで、自己啓発本に何となく苦手意識がありました。カタカナ語が並んでいて、意識高い業績も立派な人が書いてる本という認識でした。
そんな中でも、ずっと本屋の目立つ位置に積んであり、表紙も堅苦しくなかったので手にとってみたのがこちらです。
「神メンタル」というタイトルからして、熱い思いに燃える著者が読者のメンタルを強くするべく、熱い言葉を投げかけまくっているのかと思っていました。失礼しました。
実際の中身はとても実用的で、すぐに取り組めるワークも載っていました。
- 何かを実現したいなら、「何か」「いつまで」「なぜ」をハッキリさせること
- 目標達成した時の自分がどのような状態であるのか、書き出すこと
- 今の自分と目標とのギャップがどうすれば埋まるのか、案を出すこと
- あとはギャップを埋める行動を習慣化して、愚直に実行
これらが大切なのだと思います(Kのによる要約ですので、「神メンタル」で確認してみてください)。
特に私が実践しているもの、実践して目標に近づけたものを紹介します。
あらゆるパスワードを「自分の目標」に変更する
その度に自分の目標を思い出せるので、やってよかったと思っています。1つ目標を達成したらパスワード更新の時に次の目標に変更して、継続して実践しています。
悩みは頭の中で悩まず、紙に書きだす
こちらもお勧めです。頭の中でもやもやしている時は解決方法が分からないし、なんなら解決できないのでは?とまで思ってしまうこともあると思います。
ライフピボット 縦横無尽に未来を描く 人生100年時代の転身術 (黒田 悠介/インプレス)
次の一歩を踏み出す先をどのように決めればよいのか。その思考法が身に付くので、目先の転職だけでなく、100年時代を想定したキャリアの築き方を考えるのに最適な1冊です。
「人生100年時代の転身術」というタイトルに惹かれました。Kのは今20代後半で会社員をしていますが、私たち世代の定年は一体何歳になるのでしょう。仮に65歳としてもあと40年近くあります。これからの40年も同じ会社で働くのか、はたまた40年先も会社が存続しているのか。
転職のハードルが年々下がり、副業も徐々に浸透してきている今、「働き方」がどんどん多様になっています。多様になっていくこと自体、選択肢が増えてよいことだと思うんです。でもその多様さが、迷いにつながってしまうことも多々ありますよね。
ライフピボットとはバスケットボールのピボットのように、現在行っている仕事の隣接分野に次の一歩を踏み出し、その繰り返しで100年時代のキャリアを築く方法です。今の仕事に関する知識や経験に偶然が重なったとき、ピボットが成功していきます。
自己啓発本はとにかく「努力」を推すと思っていましたが、「偶然」という要素をポジティブに加えていたのが印象的でした。
これがダメなら次はこれ、これを試してうまくいけばまた偶然に身をゆだねつつ次を考えるというような手法で、肩ひじ張りすぎずにピボットしていける人生を考えるのも面白そうだな、と思います。
まとめ
将来についての漠然とした不安が軽減し、何をすべきか見えてくる本を2冊紹介しました。「神メンタル」は人生におけるあらゆる達成したいことについて、その手順を具体的に提供してくれます。
「ライフピボット」は働き方が多様化している今、どのようにキャリアを築くのか、次の仕事にどのように移行していくのか、その思考法も含め解説しています。
自己啓発本に何となく苦手意識があって、どれを手にとって良いか分からない方の参考になれば嬉しいです。
※愛用しているオススメのしおり