チェコの首都であるプラハは、中世に建てられた朱色屋根の建物が残り、タイムスリップしたかのような綺麗な街です。
- 冬の観光は寒さが厳しいんじゃない?
- 1~2日の短い滞在だけど、プラハを楽しみたい
という方向けに、プラハの名所をご紹介します!
私は旅行が好きで、これまで20カ国以上訪問してきました。特に、1年弱のイタリア留学中に、ヨーロッパの街をあちこち観光することができました。
中でもプラハは、日本人留学生の間でとても評判が良かったです。「プラハ良かったよ!」という感想をよく聞きました。日本人だけでなく、友達のイタリア人も「プラハはきれいだよ」と言っていました。
多くの人に好かれるプラハ。実際私が滞在したのは寒い2月の1泊2日だけでしたが、それでも満足感たっぷりの街です。
冬にプラハを観光しようと計画中の方、お役に立てたら嬉しいです!
- イタリアからの移動
- 冬のプラハ観光に必須なもの
- プラハ城 ミュシャのステンドグラスは見逃せない!
- 時計塔 旧市庁舎のシンボル
- ティーン教会 ゴシック様式の尖塔が特徴的
- カレル橋 30体の聖人像が並ぶ、屋外美術館みたい
- マイゼルシナゴーグ ユダヤの歴史を学べる
- まとめ
イタリアからの移動
私は当時、イタリアの北の方に留学していたので、プラハまではバスで行くことができました。日本からの移動であれば、必ず飛行機移動でパスポート必須ですが、ヨーロッパ内だと陸路で行ける国が沢山あります。
チェコはシェンゲン協定を結んでいる国の1つですので、日本でいう県境を越えるような感覚で、バスで陸路で入国できました。
ヨーロッパ内の移動の際は、Go Euro(現 Omio:ヨーロパ交通予約サイト )で金額とかかる時間を一気に検索していました。とても便利なアプリです。
冬のプラハ観光に必須なもの
まず、冬のプラハの気温を見てみましょう。
プラハ の気候、月別の気象、平均気温(チェコ) - Weather Spark
私が行った2月は最高気温4℃、最低気温-2℃なので、非常に寒いことが分かります。
冬のプラハ街歩きには必須です!
- 厚手のコート
- 歩きやすいブーツ
- 手袋、マフラーなど防寒類
悪天候でなければ、沢山歩くことで寒さは少しまぎれます。とても美しい街なので、歩くこと自体はそこまで苦にならないと思います。
時々カフェに入って、休憩と暖を取りながら観光するのがお勧めです!
海外旅行準備にお勧めのものは、こちらの記事にまとめました。
プラハ城 ミュシャのステンドグラスは見逃せない!
見所が満載のプラハの中でも、特に見逃せないのがプラハ城です。プラハ城は単純に1つのお城というわけではなく、教会、宮殿、庭園などが合わさった広大な敷地を持っています。
その中でも、特に人気のある観光スポットが聖ヴィート大聖堂です。まず、その高さに圧倒されます。さらに、内部にはチェコを代表する画家、アルフォンス・ミュシャが製作したステンドグラスがあるのです…!
私は、社会人になってから初めてミュシャ展に行き、その作品の繊細さと美しさに惹かれいました。プラハ旅行をしていた時は「ミュシャの名前は聞いたことあるかな?」くらいの認識だったので、もっとよく見ておけば…という気持ちがあります。
ミュシャのことをほとんど知らなくても、そのステンドグラスの美しさには圧倒されました。ガラスなのに絵画のようで、色合いも美しく、まさに芸術ですね。
タイミングがよければ、衛兵交代の様子を見ることができます。観光客の人だかりの中でも、厳かにお仕事をこなす衛兵の皆様、かっこいいですね。
時計塔 旧市庁舎のシンボル
時計塔は、歴史的な建造物が集まった旧市庁舎のシンボルです。
私は場所をよく分からずに行ったのですが、やたら人が集まっている場所がありったので近づいてみたところ、時計塔の南側でカラクリ時計が動きだすところでした。
ちょうどいいタイミングで、見ることができました。
天文学に基づいて設計された、天文時計も美しかったです!
見方は分からなかったものの、デザインがきれいなのでそれだけで十分楽しめます。
時計塔の内部は、登ることができます。時計塔から眺めるプラハの街は、本当に絶景です。どの方向を見ても、美しい街並みが続いています。
ティーン教会 ゴシック様式の尖塔が特徴的
高さのある2つの尖塔が特徴的な教会です。
旧市街広場では目立ったゴシック建築です。
カレル橋 30体の聖人像が並ぶ、屋外美術館みたい
クラシックの名曲、そして合唱曲にもなっている、モルダウ(ヴルタヴァ川)にかかるのが、カレル橋です。
チェコ語だとヴルタヴァ、ドイツ語だとモルダウになるようです。
モルダウ川はチェコ国内で最も長い川で、そこにかかるカレル橋には30体の聖人像が並んでいます。ちょっとした屋外美術館のようです。
両脇を聖人に見守られながら橋を渡るのは、なかなか不思議な体験です。
マイゼルシナゴーグ ユダヤの歴史を学べる
プラハの有名な観光名所の他に、ちょっと気になっていたのがシナゴーグです。シナゴーグとは、ユダヤ教信者の集会所のような場所です。
これまで海外を旅行してきて、ヨーロッパのステンドグラスがきらきらと輝く豪華なキリスト教会や、ドーム型が特徴で青を基調としたイスラム教のモスクは、何カ所か見てきました。
でも、ユダヤ教のシナゴーグは、ほとんど見たことがなかったのです。
プラハには実は、ユダヤ人地区と呼ばれる区画があり、いくつかのシナゴーグがあります。「新旧シナゴーグ」と呼ばれるシナゴーグが有名らしいですが、私はこちらのマイゼルシナゴーグを見てきました。
外観はプラハの街に馴染むようなオレンジ屋根で、ダビデの星と呼ばれる六芒星が屋根の先に設置されています。
内部は博物館になっていて、ユダヤ人に関する展示を見ることができます。
海外との関わりが増え、それが密になっていくほど、宗教に無頓着すぎるのは良くないのではないかなと時々思います。
日本では、宗教とは無縁かのように生活できてしまいます。
一方、海外にはいろんな宗教があって、それを信仰する方たちがいて、それぞれの歴史があるんだなあということを認識できる機会になりました。
まとめ
ヨーロッパ有数の景観を誇るプラハ、気に入っていただけたでしょうか。ぜひ歩きやすい靴で、中世の美しい街歩きを楽しんでいただければと思います。どこを写真で切りとっても、本当に絵になりますよ!
私は、またプラハに行くなら、オペラか人形劇を見てみたいです。