イラン旅行と聞いて、「え?治安は大丈夫?危なくないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
日本人にとっては、あまり馴染みのない国ですよね。アメリカと外交面での関係が良好とは言えず、危ない国だというイメージが付いているのかもしれません。
この記事では、
- イランを女性1人で旅する時の注意点
- 実際にイランを旅してみて、日本との違いに驚いたところ
- 旅行に必須のアイテム
をご紹介します。
私は主に学生時代、20カ国以上旅行してきました。
いろんな国で、日本との違いを感じて驚いたり、羨ましいと思ったり、逆に日本の良さに気がついたりしました。
そんな中でも、イランは日本との違いが沢山あって、忘れられない国の1つです。
イラン旅行を検討中の方、特に女性1人で行ってみたいと考えている方のお役に立てば嬉しいです!
※あくまで一個人の体験談ですので、旅行前にはよく調べてみてください。イランでも国境付近は、渡航禁止レベルの危険区域があります。
親切な方が多くて治安もよい
まずは、皆さん気になるであろう治安の面から。
テヘラン発着で、テヘラン→ヤズド→イスファハーン→テヘランという順番で、約1週間かけてイランを周りました。テヘランは首都ですし、ヤズドもイスファハーンも有名な観光スポットです。
3つの街を周ってみて、どこに行ってもきちんと防犯対策をしていれば、そこまで危ない目には遭わないような気がしました。実際、私も夜間に1人で出歩かないといったことは気を付けましたが、特に危険を感じることはなく過ごせました。
さらに嬉しいことには、フレンドリーに挨拶してくれたり、なぜかバスの待合所でナッツをくれたりする方がいたことです。
観光客があまり多くないということもあってか、街を歩いていれば、地元の方からは自分が観光客であることは一目瞭然だと思います。「旅行で来ました」感全開の私に対して、"Welcome to Iran", "Welcome to here"と言ってもらえたのは、1回や2回ではありません。
イランに旅行したという方の記事に書いてあった通り、なぜかナッツをくれたり、お茶をごちそうしてくれたりする方が本当にいらっしゃいました。
英語が達者でない方でも、微笑みながらナッツを手渡してくれて、驚きつつも嬉しかったことを覚えています。
女性は観光客でも、必ずスカーフをしなければならない
これは、イランに旅行に行く女性は、気を付けなければならないことです。観光客であっても、女性は髪を覆う必要があるからです。
また、夏の暑い時期であっても、ショートパンツなど露出の高い格好は避けましょう。
イランではモスクを観光する機会が多いので、見せていただく立場をわきまえて、適した格好で行きましょう。
私はイランに向かう飛行機の中では、まだスカーフを着けていませんでした。
イランに着陸した頃、おそらくイラン人の女性にスカーフを巻くようなジェスチャーをされて、「ここからは、もう着けなければならないんだな」ということを理解しました。
長距離バスが快適!
これは嬉しい誤算でした。
私は、日本の長距離バスや夜行バスにも何度か乗ったことがあります。
イランの長距離バスはどんなものか…とドキドキしていたのですが、もしかすると日本よりサービスがいいかも?
テヘラン→ヤズド、ヤズド→イスファハーン、イスファハーン→テヘランと3回乗りました。どの便も、お水やお菓子のパッケージを手渡されて、座席も割と広く、結構快適に過ごせましたよ!
通貨のゼロが多すぎる
イランの通貨はイランリアルです。
日によってレートは異なりますが、1イランリアル≒0.0027円です。
つまり、日本円にして1,000円くらいのものは約370,400イランリアルです。
例えばホテルが約7,000円/泊であれば、2,592,800イランリアルです。何だか、超高級ホテルに泊まる気分になります…。
高いんだか安いんだか分からなくなってくるので、通貨換算アプリをインストールしておくことをお勧めします。
玉ねぎを生でかじる
旅行の関心事の1つが、食事ですよね。イランではケバブのようなお肉、細長い米、ナンをよく見かけました。
そして、それらの料理によくついてくるのが、生玉ねぎなんです。え?どうやって食べるの?と思って周りのイラン人の方を見ていると、生でかじっているではないですか!
驚いたものの、郷に入っては郷に従えという諺通り、私も生玉ねぎをかじってみました。当たり前に辛くて、涙が出てきました…。
それでも頑張って1個は完食してみたのですが、翌日お腹の調子が悪くなり、もう生玉ねぎチャレンジはしないことにしました。
お腹が強くない方は、無理しないでくださいね!
まとめ
中東の国、イランを女性1人で観光してみて、驚いたことと注意点を5つご紹介しました。
いい意味で予想を裏切れられたものから、え?とちょっと困惑するものまで、これまで知らなかったイランの一面を見てもらえたら嬉しいです。
旅行に際しては、事前調査をされてから、安全に行ってきてくださいね!