ハロウィンが終わると、街は一気にクリスマスに向かっていきますよね。11月は祝日が2日もあるのに、どちらもあまりイベント感がないからでしょうか。スーパーに買い物に行くと、クリスマスケーキ予約の案内が聞こえてきます。
ヨーロッパでは、プレゼントを贈り合ったり家族で過ごしたりする他にも、クリスマスマーケットという楽しみがあります。屋外にホットスナックや甘いお菓子、クリスマスの装飾を売るお店が並び、寒い中でも人が集まります。
今回はイタリア留学中に、北欧スウェーデンのクリスマスマーケットに行ってみた話をご紹介します。
イタリアから移動
私がイタリアに留学している間、スウェーデンに留学していた友達を訪ねました。イタリアからスウェーデンは、ヨーロッパを中心としたLCCが飛んでいるため、往復5万円以下で行ける場合もあります。
私はヨーロッパ内の移動は、必ずGoEuro(現 Omio:ヨーロパ交通予約サイト )で調べていました。
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ストックホルム
スウェーデンといえば、IKEAやH&Mが有名です。スウェーデンの首都ストックホルムは、期待を裏切らないきれいでおしゃれな街です。かわいいカフェが多く、思わず家に置きたくなるような、センスのよい雑貨のお店もあります。
12月のストックホルムの平均最高温度は1℃、平均最低温度は-4℃です。冬に行くなら、かなりしっかりと防寒対策をしていきましょう。
街を歩いてみて、治安はよいと思いました。冬はすぐに暗くなりますが、女性2人で歩いている分には、特に不安に感じることはありませんでした。
クリスマスマーケット
早速、ストックホルムのクリスマスマーケットを見に行きます。美味しそうなパン類だけでなく、家におけるような工芸品も売っていました。
ホットワインと軽くつまめるナッツを買って、食べながらクリスマスマーケットを周りました。
私はそれまでホットワインを飲んだことがなく、何となく苦手意識があったのですが、考えががらりと変わりました。スパイスの香りがふわっと広がり、ほんのり甘くて、とても美味しかったです!気に入りました。
特に寒い屋外だったので、ホットワインを持つ手が温まるだけでも嬉しかったです。小さいカップなので酔ってしまうこともなく、日本でもホットワインを気軽に飲みたいなと思いました。
FIKA(フィーカ)
FIKA(フィーカ)とは、スウェーデンの習慣の1つで、甘いものと一緒にコーヒーをとる幸せな時間です。コーヒーブレイクに近いですが、フィーカは甘いものも食べることでリラックスしたり、同僚とおしゃべりしたりできる時間のようです。
私と友達もスウェーデン人に倣い、人気のカフェでフィーカしてきました。少し薄暗い店内でしたが、老若男女問わず複数人でテーブルを囲み、楽しそうにおしゃべりしている様子が印象的でした。
私もコーヒーとガトーショコラをいただきました。甘いものと美味しいコーヒーと、友達とのおしゃべり。とても素敵な時間の過ごし方だと思います。
スウェーデンでは、それが特別なことではなく、日常の一部になっているんですね。ぜひ真似して取り入れたい習慣です。
ウプサラ
ストックホルムから電車で40分ほどのウプサラは、スウェーデンで4番目に大きい街です。静かで落ち着いた印象です。ウプサラ大学があるため、若い学生が多くいるようでした。
クリスマスの時期だったからだと思いますが、街を歩いていると、家の窓から星形の装飾が覗いているのをよく目にしました。IKEAっぽいと言いますか、ヨーロッパの人たちは、家をきれいに飾るというこだわりが、日本人よりも強いと感じます。
ウプサラ大聖堂
ウプサラのシンボル的な建物です。その高さから、街の中で目立っています。スカンジナビアでは最大級の教会建築なんだそうです。ゴシック様式らしく、てっぺんがツンと尖っています。
教会内部では厳かな空気を感じ、美しいステンドガラスを見ることができます。ウプサラの名所の1つです。
FIKA(フィーカ)その2
ストックホルムに続き、ウプサラでもフィーカしました。落ち着いた雰囲気にしたいのか、日がすぐに落ちるからか、お店は暗めなところが多いのかもしれません。
それにしても、幸せな時間です。日本でも自主的にフィーカに取り組みたいです。
まとめ
スウェーデンでクリスマスマーケットとフィーカを体験したお話でした。12月だったのでとても寒かったですが、その分店内で一息つけるフィーカや、指先から温まるホットワインが特に思い出に残っています。
いつか、夏の涼しい涼しいスウェーデンも訪れてみたいです。