長年にわたって世界中から愛されるミステリーの女王です。
「オリエント急行殺人事件」、「ナイルに死す」といった作品名なら、
聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
今回は、アガサ・クリスティ好きによる、
という疑問にお答えできればと思います。
私は小学生の頃、
よくアガサ・クリスティのミステリーを読んでいました。
小学生向けに編集されたシリーズだったと思いますが、
推理小説という分野を初めて知り、
その魅力にわくわくしたのを覚えています。
小学校の図書館には、アガサ・クリスティのマンガ版伝記もあり、
彼女がイギリス南西部のトーキー出身であることを知りました。
その頃から
「いつかアガサ・クリスティの故郷、トーキーに行ってみたい!」
と思っていたので、
ロンドンを旅行した際に、トーキーも訪問することにしたのです。
ヨーロッパ内の移動の際は、
Go Euro(現 Omio:ヨーロパ交通予約サイト)でバスと飛行機を比較していました。
とても便利なアプリです。
ペイントン/Paington
ロンドンから、バスと電車を乗り継いで約6時間。
トーキーに行く前に、ペイントンに降り立ちました。
デボン州の沿岸を走る、
蒸気機関車に乗りたかったからです。
ペイントンから蒸気機関車で、
アガサ・クリスティの別荘「グリーンウェイ」に行こうと思っていたんです。
しかし、まだ観光シーズンとは言えない3月上旬に行ったため、
運行日が限られていました。
私が行った日は蒸気機関車が走っておらず…。
事前によく調べていなかったことを、深く反省しました。
フライトを取り直して、延泊することも考えました。
ですが、生きているうちにきっとまた来れる、
いや来よう!という気持ちで、
その時はあえなく断念いたしました。
Dartmouth Steam Railway And River Boat Company
トーキー/Tourquay
ペイントンからトーキーに移動しました。
イギリス南西部にあるデボン州の街の1つで、
海に面した美しい街トーキーです。
アガサ・クリスティの故郷です!
港町なので、海沿いを散歩できてよい気分です。
港には、船が沢山留まっていました。
あこがれていた場所に、ようやく辿り着いたんだ…という感動。
トーキー博物館
その名の通り、トーキーにある博物館です。
トーキーの郷土史の他に、
アガサ・クリスティに関する展示があります。
トーキーの方々は、
世界的な人気を誇るミステリー作家の出身地であることが
誇らしいのではないでしょうか。
私も、もし自分の出身地から世界的なミステリー小説家が誕生していたら、
近くの博物館には、ぜひその方の展示を催してほしいと思います。
アガサ・クリスティの展示を目当てに行きましたが、
地元の歴史や民家の様子が分かる展示も、
なかなか面白かったです。
当時の家の中が分かるような展示でした。
目的のアガサ・クリスティの展示コーナーでは、
彼女の著作や、ドラマで使用された衣装を見ることができました。
South Devon and Torbay History Attraction | Torquay Museum | Torquay Museum
Torre Abbey
1196 年に修道院として建てられ、
現在は博物館になっています。
長い歴史がありますね…!
Torre Abbeyの敷地内にある庭園には、
薬学の知識に長けたアガサ・クリスティを称えて、
毒性の植物も植えられているのです。
アガサ・クリスティ作品では、
登場人物の半数以上が毒殺されているとか。
知識があってこそ、面白みのある推理小説が書けるのですね。
敷地の中には、カフェも併設されています。
スコーンとミルクティーを注文しました。
ジャムとクロテッドクリームがたっぷりついてきました。
可愛らしい水色のポット、優しいスコーンでおしゃれな気分も上がります。
まとめ
小学生の頃からあこがれていた、
アガサ・クリスティゆかりの地で、
私が実際に訪問した場所をご紹介しました。
いつか行ってみたいと思っていた場所に、
一人旅で行くことができて、なんだか感慨深かったです。
大人になったものだなあ…という感じ。
小学生の頃の私は、英語を全然知らなかったですし、
海外に行ったこともパスポートもなかったです。
英語を勉強して、自分で準備して、
その場所に行けるくらいには成長したよ、
と小学生の私に教えてあげたい気持ちでした。
トーキーは有名な観光地というわけではありませんが、
アガサ・クリスティファンの方は、
ぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。
心が満たされると思いますよ!
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