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非英語圏に留学する3つのメリット/デメリット


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留学するとしたら、どこの国を選びますか。

 

コロナ前の2019年度のデータを見ると、

日本からの留学者数ランキング上位5カ国は、下記のようになっています。

 

 

  1. アメリカ合衆国 18,138人
  2. オーストラリア  9,594人
  3. カナダ      9,324人
  4. 韓国       7,235人
  5. イギリス     6,718人

 

 

この後に中国、タイ、台湾、フィリピン、マレーシアと続きます。

 

 

アジア圏への留学も人気が高いですが、

依然として上位は英語圏(アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリス)が

占めていることが分かります。

 

 

(参照) 文部科学省

https://www.mext.go.jp/content/20210617-mxt_gakushi02-100001342.pdf

 

 

 

今回は、非英語圏であるイタリアに1年弱留学した経験から、

英語圏に留学することのメリット/デメリットを検討してみました。

 

 

  • 留学に関心がある方
  • 留学先で悩んでいる方
  • 英語以外の言語を習得したい方

 

 

参考になれば嬉しいです。

 

 

 

メリット

まずはメリットから紹介します。

 

英語以外の言語を習得できるチャンス

これが最も大きいのではないでしょうか。

 

 

正直に言うと、英語の教材は余るほどありますし、

日本で簡単に購入することができます。

 

英会話レッスンのサービスも沢山種類があります。

 

 

 

他の言語はどうしたって、英語ほどの教材を集めることはできません。

 

学習者が少なければ、仕方のないことでしょう。

 

 

 

でも、一度基準を世界に移すと、

自国の言語、英語の他にもう1つ、2つの言語を話せる人は、実は珍しくありません。

 

 

例えばスペイン語母語の人であれば、

イタリア語やポルトガル語は特別に時間をかけて勉強しなくても、

何となく話していることを理解できるレベルにあります。

 

 

日本人であっても、

中国語や韓国語はしっかり勉強しないと理解できないことを考えると、

羨ましい状況ですよね。

 

 

 

日本では英語を流暢に話せるだけでも素晴らしいとされますので、

英語の他にもう1つ言語ができると

「3か国語話せる」貴重な人材になれます。

 

 

※私が利用していた英会話レッスンはBizmates(ビズメイツ) です。

 

 

現地の人と仲良くなりやすい

留学生として現地の大学に行くと、

初めは気を使って英語で接してくれる学生が多いかもしれません。

 

 

それでも、留学生が自分の国の言葉を勉強して話してくれる姿を、

嫌だと思う人はほとんどいないでしょう。

 

 

日本への留学生が頑張って日本語を勉強していれば応援したくなりますし、

日本語ペラペラな留学生はすごい…!と感心しますよね。

 

 

 

その国の言葉がマイナーであればあるほど、

わざわざ勉強して話そうとする姿勢は、現地の方に喜ばれます。

 

 

留学先の学生はもちろん、

例えばそのご家族に会える機会があった時など効果抜群です。

 

 

英語が全く話せない学生は少ないですが、

年配の方も英語を話せるとは限らないからです。

 

 

ユニークな経験ができる

先に見たように、日本からの留学先としては英語圏が人気です。

 

そのため「アメリカに1年間留学しました」という経験は、

もちろん素晴らしいのですが、珍しいものではなくなっています。

 

 

同じ国に留学しても、その国での経験は人それぞれであることは間違いありません。

 

 

でも、そもそも日本からの留学生が少ない国へ留学であれば、

その経験がユニークなものであることは確かですよね。

 

 

「せっかく留学するなら、人とは違った経験をしたい」という方は特に、

英語圏を検討する価値があると思います。

 

 

デメリット

続いて、デメリットを紹介します。

 

 

英語をとにかく伸ばしたい人には不向き

英語圏への留学では、

英語が頻繁に使われている国(オランダ、北欧など)でなければ、

英語を伸ばすのは難しいと思います。

 

 

日常的には、現地の言葉で生活することになるからです。

 

 

「自分はとにかく英語を伸ばしたい。

人より英語が得意な人ではなく、ビジネスレベルでも使えるようにしたい」

という方であれば、やはり英語圏を選ぶべきでしょう。

 

 

 

教材が少ない

現地の言葉を勉強しようとする時、

マイナーであればあるほど、教材が少ないです。

 

 

 

例えば「旅先で使える会話集」や「初級者向け教材」は

簡単に見つけられるかもしれません。

 

 

でも、そこからレベルが急にとんで、

大学で専門的に学んでいる人向けの教材になったり、

中級程度で自分に合った教材を探すのが難しくなったりする場合があります。

 

 

 

情報が少ない

教材が少ないことと同様で、留学者が少ない国の場合、

実際に留学した人たちの経験を知る機会が少ないです。

 

 

 

特に留学の場合は旅行と違って、

滞在許可や奨学金など留学生活に直結する重要なことは、

事前に調べる必要があります。

 

 

 

英語圏の人気がある国であれば、留学者が書いたブログを読んだり、

大学の先輩から話を聞いたりできるでしょう。

 

 

でも、前例が少ない留学先であれば、ある程度自分で留学生課に聞いたり、

大使館のHPを調べたりしなければなりません。

 

 

 

「留学準備、留学中の苦労を、自分の後に留学する人のために役立てたい」

と思える人であれば、前例がなくてもきっと素晴らしい留学に近づけるでしょう。

 

 

まとめ

英語圏への留学のメリット/デメリットをまとめました。

 

情報や教材が少ないという苦労はあるものの、

ユニークな経験と3か国語目の習得という財産が得られるという点で、

ぜひ検討してみてほしいと思います。

 

 

※長期留学前に短期留学を試したお話。

knonononai.hatenablog.com

 

 

 

※イタリア留学の経験からCILS B2に合格したお話。

knonononai.hatenablog.com