英語圏にしても非英語圏にしても、その国で話される言葉を習得しきれないまま、留学するのは不安ですよね。
とはいえ、語学を完璧にしてから留学しようとしたら、いつまでたっても実行に移せません。
- 留学先での言語が不安な方
- 現在留学中で、言語の壁を感じている方
- 自分の言語力に自信が持てない、留学先で上達しているか分からない方
私もイタリア留学初期は、全く会話について行けず、しんどいな、と感じることがありました。そんな中、イタリア人の会話を聞いている時にふと気が付いたことがあり、それがきっかけでイタリア語が上達した自覚があります。
留学先での言語で悩んでいる方に、少しでも解決のヒントになりますように!
- イタリア留学初期: 話されていることが本当に分からない (~3カ月くらい)
- イタリア留学中期: 何となく分かってきたけど、会話に混ざれない (4~6カ月くらい)
- 発見!
- イタリア留学後期: イタリア人に質問しつつ、会話を楽しめるようになった (半年後)
- まとめ
イタリア留学初期: 話されていることが本当に分からない (~3カ月くらい)
まず、イタリアに留学がスタートした頃のイタリア語力はというと、挨拶と自己紹介はできるレベルでした。後は、カフェでコーヒーを何とか注文できるかな?といったところです。
イタリア旅行で使えるくらいの語学力だったかもしれませんが、イタリア人の日常会話には全くついて行けませんでした。イタリア人の会話はのってくるとスピードが速く、親切でゆっくり話してもらえても、そもそも単語が分からない場合も多々あり、何が何だか…という状態でした。
留学自体を後悔するようなことはありませんでしたが、それでもやはり、言語が不自由な国でこれから1年間過ごすことへの不安は大きかったです。
イタリア留学中期: 何となく分かってきたけど、会話に混ざれない (4~6カ月くらい)
留学者の経験談で、「ある時急に、会話の内容が分かるようになった」という話を聞いたことがありませんか。
留学先に滞在し、何時間も半強制的にリスニングしていると、ある時ふと文章の流れがつかめるような感覚です。私も経験があります。
「あ、今こういう会話が行われている」「こういう内容を聞かれている」ということが、頭の中でイタリア語を日本語に変換しなくても、何となく分かるんです。イタリア語の回路ができた感じ…?言語を習得した経験がある方は、共感してもらえると思うのですが、いかがでしょうか。
話されていることが分かってきても、それで会話が成立するわけではなく、特にネイティブの速度に追いつくのは至難の業です。何となく分かってきたこと自体は嬉しくても、今度は「分かっているのに返せない」という別の壁が現れます。
発見!
「分かっているのに返せない」状態から、イタリア語を話せるようになるまで、もどかしくて悔しい思いもしました。
そんな時ふと、イタリア人同士で盛り上がっている会話を見ていて、気が付いたんです。
- イタリア人は日本人同士の会話のように、順番に発言しているわけではない
- むしろ、その場にいる人全員が一気に話している場面もよく見る
- 積極的に口を挟まないと、永遠に自分が発言する機会がまわってこない!
つまり、
「日本人とイタリア人の発言の仕方、コミュニケーションの取り方には違いがある」
とういことが見えてきたのです。
イタリア人同士がある話題で盛り上がると、相手の発言が終わる前でも意見を言う場面は何度も見てきました。それでも、「相手が話しているときは、話が終わるまで聞いてから発言する」という日本式の方法が身に付いていたので、私はなかなか発言することができませんでした。
このことを自覚するまでは「私の会話力がないから、語彙が足りないからイタリア語で会話できないんだ…」と思っていました。
もちろんそれもあるのですが、そもそも発言の機会を待っているだけでは足りなかったんです。
イタリア留学後期: イタリア人に質問しつつ、会話を楽しめるようになった (半年後)
自分から発言しないと、いつまでたっても話せるようにならない、ということに気が付いてからは、思いついたことは積極的に口に出すようにしました。
文法が追い付かないことも、単語に詰まることもありました。それでも発言を繰り返すうちに、徐々に自分の考えを話せている実感が湧き、そこからは楽しくてどんどん上達できたと思います。
決して流暢なイタリア語ではなかったかもしれませんが、話を聞いて、適宜修正してくれたイタリア人の友達に感謝しています。
まとめ
イタリア留学で、イタリア語を話せるようになったきっけを、段階を踏みつつ紹介しました。留学先で悩んでいる方の背中を押せたら嬉しいです。
自信は後からついてくるはずなので、始めは自信がなくても、積極的に発言してみてほしいです。
※イタリア語初級レベルをCILS B2レベルまで上げた勉強法。
※非英語圏に留学するメリット/デメリットをまとめた話。
※留学経験は結局社会人生活に活かせてるの?という話。