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【留学経験】社会人生活でどのように活かせるか


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留学経験はその後のキャリアにどう活かせるのか。

 

  • 留学を考えている方
  • 留学中の方
  • 留学から帰ってきて、就活準備をしている方

 

なら、気になるところだと思います。

 

今回は、イタリアに1年弱留学経験のある私が実際どのような仕事をしているのか、仕事のどのような場面で留学経験が活かせているのか、ご紹介します。

 

留学経験者の中では、もっと留学経験と直結する仕事をしている人、もしくはその逆で留学とは全く関係のない仕事をしている人、どちらもいると思います。

 

私の場合は、留学経験が活かせている場面も多少はありつつ、もろ留学経験と被る仕事内容でもありません。その両端の中間あたりの例として、ご参照ください。

 

 

 

留学経験と職種

イタリア留学生活

私は1年弱イタリアに留学していました。

 

日常生活はもちろんイタリア語、友達との会話もイタリア語、一部の留学生向けの授業を除いて全てイタリア語のイタリア語漬け生活でした。そのため、英語を話す機会は留学生向けの限られた授業くらいで、ほとんど上達していません。

 

イタリアでは初対面で握手したり、帰り際に両頬にキスしたりする挨拶が日常でした。日本では何だか恥ずかしくてできそうにないですが、この辺りは慣れで習得しました。

 

現職

そんな経験を経て、今の仕事では海外から製品を買っています。英語のメールは毎日のように読み書きしますし、電話で問い合わせることもあります。

 

就職面接で、留学経験と海外との取引に興味があるようなことを話したので、今の業務が割り当てられたのだと思います。

 

 

英語でのメール/電話

英語圏に留学した経験がある方なら、英語でのメールや電話は、他の人より自信を持ってできるのではないでしょうか。

 

英語でやりとりができることは、多くの職場で重宝されること間違いないと思います。大学でよほど英語に力を入れていなければ、基本的な文法はなんとなく分かっても、ビジネスレベルの英語でやり取りすることは難しいです。

 

私はイタリアに留学してイタリア語を習得しましたが、今の仕事では残念ながら全くイタリア語を使っていません。使う機会があれば嬉しいですが、仮にイタリアの会社と取引する場合でも、英語でのやり取りになると思います。

 

イタリアに留学した人の中にはイタリア製品を輸入していて、イタリアに支店がある会社に就職する人、イタリアとは全く関係なく日系の会社に勤める人などもいて、本当に様々です。

 

そのため、留学で習得した言語を活かせるかどうかは、就職先によります。英語であれば、多くの会社で活かす機会があると思います。

 

中国語やスペイン語ができる人材であれば、より珍しく貴重ですが、現時点でどこでも活躍できる言語は、英語で間違いないでしょう。

 

 

海外の方とのコミュニケーション

英語が何となくわかるだけでなく、実際に海外から取引先の方が来た時や、海外の会社との打合せで大事なのは、物おじせずコミュニケーションがとれることです。

 

海外の方と英語での会話に慣れていないと、言葉は詰まって焦るし、おどおどしてしまいますよね。

 

でも、留学で海外の方とのコミュニケーションに慣れていれば、自己紹介の時にさっと握手ができたり、目を見てしっかり話せたりすると思います。これらは、場数を踏めばできるようになることです。

 

こういったコミュニケーションに対する慣れは、留学経験で培われた部分が大きいと思います。

 

 

ここじゃなくても何とか生きていけるだろう

最後に、留学経験で得られた中で、最も大きなことをお伝えします。実際の仕事に直結しているわけではないですが、人生を通して役に立つことだと思います。

 

それは「ここじゃなくても、何とか生きていけるだろう」というふわっとした自信です。「ここ」というのは、例えば日本だったり、東京だったり、今の職場だったりを指しています。

 

海外留学の経験があるということは、「自分は他の国でも生活できた実績がある」ということですよね。自分が今いる場所に満足している場合は、あまり考える必要のないことなのですが。

 

社会人生活は長いので(新卒~定年で40年以上!)、いつでも今/ここが最良とは限りません。時と場合によっては、今すぐにでも逃げ出したいことも残念ながらあるかもしれません。

 

そういう状況になった時に、日本以外で生活した経験がないと「自分にはここしかない。ここで頑張るしかない」と自分を追い込んでしまうかもしれません。

 

でも、留学経験があると、「ここじゃなくても何とか生きていけるはずだ」と少し心に余裕が持てる気がするんです。

 

仕事に直結する内容ではないですが、心の持ちようとして、1つ大事なことだと思います。

 

 

まとめ

留学経験が社会人生活にどのように活かせているのか、仕事のどんな場面で役に立つのかをご紹介しました。

 

1年ほど海外で過ごしていれば、日本では難なくできることができなかったり、トラブルに見舞われても英語で対応しなければならなかったりします。そういった経験から「自分はここじゃなくても何とか生きていけるだろう」というふわっとした自信が生まれます。

 

これが、留学生活で得られたものの中では大きく、社会人生活の辛い場面を支えてくれることだと思います。

 

留学を検討している方、留学経験をどう活かそうか悩んでいる方の役に立てば嬉しいです。

 

 

※長期の留学を決める前に、1カ月の短期留学をした話。

knonononai.hatenablog.com

 

 

※非英語圏に留学するメリット/デメリットをまとめてみました。

knonononai.hatenablog.com