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【感想・レビュー】「脱税の世界史」教科書よりも納得できる、脱税から見た世界史


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毎月の給与明細、きちんとその内容を把握していますか?手取りと額面の金額の差に、ガッカリしていませんか?

 

私も一会社員として毎月お給料をもらっていますが、控除に含まれる所得税や住民税の多さに、ため息が出ることも度々です。

 

私の給与レベルであれだけ徴税されるのだから、もっと稼いでいる方は、かなり差し引かれていることでしょう。

 

 

今回は、そんな税金への悲しい思いを乗せて、古代はギリシャ・ローマから現代はGAFAまで、脱税の歴史を遡った本「脱税の世界史」を紹介します!

 

  • いつの時代も、民衆は税に苦しめられていたんだな…というやりきれない気持ち
  • お金の動きから世界史を見直せる面白さ

の両方を一気に味わえます。

 

気になった方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。

 

 

 

 

「脱税の世界史」の概要

 

脱税の世界史 (大村 大次郎/宝島社)
 

 

 

「脱税の世界史」は、世界史を「脱税」という視点から見直すことが目的です。

 

  • 古代ギリシャ/エジプトから現代のGAFAに至るまで、どのような徴税制度があるのか。
  • それに対してどのような脱税の方法が取られてきたのか。

年代毎に、代表的な例を紹介しています。

 

 

特に顕著なのは、民衆から徴税できる特権的な立場の人たちが、必要以上に税を巻き上げると、民衆が反乱を起こしたり国内が乱れたりして、国が崩壊するという流れです。

 

民衆側も、ただ徴税される立場に甘んじていたわけではなく、国に背いて貨幣を鋳造したり、より税の負担が少ない宗教に改宗したりと、あらゆる方法を採ってきました。

 

脱税からから世界史を見直すという目的の通り、お金の流れと国の盛隆/崩壊の密接な関係が理解できる1冊です。

 

特に気になった2か所をご紹介します。

 

 

世界中を不幸にした教会税

普段は宗教を信仰していない人にとって、「教会税」というのは耳慣れない言葉ですよよね。

 

しかし、カトリックキリスト教徒たちは、その地区の教会に必ず教会税を支払う必要があります。

 

始めから必須だったわけではありませんが、キリスト教がヨーロッパに広く普及し、教会組織が大きくなるにつれて、明確な義務と化したのが教会税です。

 

 

キリスト教普及という大義名分のもと、教会が建てられていなかった地区に新しく教会を建て、そこに住む住民から教会税を徴収する…。

 

何だか強欲な行動に見えますが、この教会税のお陰でキリスト教が広まっていったようです。

 

大きなムーブメントには、お金が絡んでいるものだなあと感じました。

 

 

「代表なくして課税なし」

世界史で聞いた覚えのあるセリフではないでしょうか。

 

習った当初は、大して理解せずに暗記していた気がしますが、今ならその意味が分かります。

 

アメリカは、昔イギリスの植民地だった歴史がありますよね。その当時、イギリス本国議会の議席が北米植民地になかったため、「代表がいないんだから、税金は払いません!」というセリフだったわけです。

 

 

植民地を維持するにはそれなりの費用がかかります。

 

その費用を北米移住者に払わせたいイギリスと、税金を払いたくないアメリカの関係が、よく分かりました。

 

 

感想

世界中、どの時代でもどの地域でも、民衆は税に苦労してきたんだな…という悲哀が正直な感想です。

 

私自身も、額面と手取りの差に悲しくなる会社員の1人ですけど、徴税は太古の昔から行われてきた人類の営みということを思い知りました。

 

 

それにしても、人は同じ歴史を繰り返すというのは本当のようです。

 

富裕層が好き勝手に税を巻き上げ、庶民が苦しい思いをすると、国が亡びるという流れは、全世界に共有されてほしい知識だと思いました。

 


徴税と脱税というお金の動きを起点に説明されることで、世界史を勉強していた時にはなかなか覚えられなかった歴史的出来事が理解しやすくなる本です。

 

 

まとめ

古代ギリシャ/エジプトからGAFAまで、脱税の歴史を遡り、お金の動きから世界史を見直せる「脱税の世界史」をご紹介しました。

 

特にタックスヘイブンGAFAは直近の話題でもありますので、税金の現状を知るという目的で読んでも面白いですよ!

 

 

「脱税の世界史」はKindle版でも読むことができます。

 

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