ウィーンはオーストリアの首都で、音楽の都とも呼ばれる美しい街です。
ヨーロッパの地図を見ると、オーストリアはちょうど真ん中あたりに位置します。歴史を辿ると、西欧からも東欧からも人の行き来があり、独自の文化を形成してきたことが分かります。
見所が多いウィーン観光の中でも、ナッシュマルクトは、世界の食材が集まる「ウィーンの胃袋」として人気があります。
この記事では、
- ウィーン観光の見所を冬に周る時の外観イメージ
- ナッシュマルクトで食べられる料理
- ナッシュマルクトの蚤の市で売られているもの
が分かります。
実は、入館してじっくり見学した場所は少ないので、冬の建築物の外観と、行ってみて楽しかったナッシュマルクトを中心にご紹介します。
私は、ヨーロッパの国を10カ国以上旅したことがあります。
中でもウィーンは、建築物が豪華で美しく、洗練されている印象です。音楽が生活に根付いていて、ストリートで楽器を演奏している方もいました。
ウィーンの豪華な建造物が立ち並ぶ雰囲気と、ナッシュマルクトの賑わいを感じてもらえたら嬉しいです!
イタリアからの移動
私は当時、イタリアの北の方に留学していたので、ウィーンまではバスで行くことができました。
日本からの移動であれば、必ず飛行機移動でパスポート必須ですが、ヨーロッパ内だと陸路で行ける国が沢山あります。
オーストリアはシェンゲン協定を結んでいる国の1つですので、日本でいう県境を越えるような感覚で、バスで陸路で入国できました。
ヨーロッパ内の移動の際は、Go Euro(現 Omio:ヨーロパ交通予約サイト )で、金額と所要時間を一度に検索していました。とても便利なアプリです。
歴史的建造物 冬の外観
2月初旬に行ったので、ウィーンの街には雪が積もっていました。寒い中でしたが、歴史的な建物を見ながら歩けるので、楽しい時間でした。
シェーンブルン宮殿
ウィーン観光のハイライトともいえるのが、優しい黄色のシェーンブルン宮殿です。
モーツァルトやマリーアントワネットが居た場所に、自分も足を踏み入れられるなんて、不思議な感じです。
美術史博物館
芸術作品の数々が集まるウィーンの美術館の中でも、特に有名なのが美術史博物館です。絵画の他にも、貴重な彫刻や工芸品が展示されているため、「博物館」なのだそうです。
写真左端に映っているのは、マリア・テレジアです。
ベルヴェデーレ宮殿
日本でも人気のある、クレムトの「接吻」が展示されている宮殿で、中は美術館になっています。
ウィーン市庁舎
外観が美しいというだけでなく、イベントが行われたり、冬にはスケートリンクが登場したりする、地元の人の憩いの場所です。
2月に行ったので市庁舎前にはスケートリンクがあり、友達同士や家族連れで楽しんでいました。左には巨大スノードームもありました。
オーストリア国立図書館
こちらは入館しました。バロック式の美しい図書館です。壁一面に図書が連なっていて、さらに美しい壁画まで施されています。所蔵されている本は、20万冊にも及ぶそうです。
天井は高く奥行きもあって、本がどこまでも続いている光景を見て、「ここに知識や歴史が詰まっているんだなあ」と感じました。ハリー・ポッターの世界観が思い起こさせられます。
大きな地球儀もありました。
ウィーンの市場巡り
私が旅行をした時の楽しみの1つは、その地域の市場を見ることです。
スーパーマーケットでも品揃えやサイズが日本とは異なるので、それはそれで面白いですが、露店のような市場があれば、つい立ち寄ってしまいます。
ウィーンの胃袋 ナッシュマルクト
「ウィーンの胃袋」と称されるのが、ウィーン最大のマーケット「ナッシュマルクト」です。
地元の方が買うであろう野菜や大きなチーズから、観光客でも手を出しやすいドライフルーツやお惣菜まで、お腹が空くような光景が続きます。
日本ではなかなか見かけない、アーティチョークやピーナッツ型のカボチャなどが売られていて、「国が変われば食べるものも変わるんだなあ」と実感しました。
白菜に似ているけどちょっと違ったり、ジャガイモっぽいけどやたら紫だったり、どんな味なのか気になりました。
野菜ばかりだと、観光客はなかなか手を出しにくいですが、美味しそうな軽食も沢山あるので、ご安心ください!
私と友達は、ロシア風のスープとパンを食べました。ドイツ、イラン、トルコ、ロシア…と多国籍な料理が揃っていたので、選ぶのも楽しかったですよ。
ナッシュマルクトの隣 蚤の市
蚤の市は、毎週土曜日に開かれているそうです。
主に、骨董品やアンティーク雑貨が売られています。とても人気があり、寒い冬でも人が沢山集まっていて、掘り出し物を探していました。
本当にいろんな物が売られているので、ぐるっと一周して見るのにも時間がかかります。眺めるだけでも楽しいですし、お気に入りを見つけるのもいいですね。
まとめ
冬のウィーン散歩の記録をご紹介しました。
振り返ってみれば、もっと時間をとって美術館をゆっくり見て周りたかったな…と思うのですが、それは次回の楽しみということにします。
マーケットは地元の生活が垣間見える楽しい場所ですので、ウィーンに行く際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。