イタリアの観光都市、水の都ベネチア。島の中には車が入れず、地元の方は船か徒歩で移動している特別な空間です。ゴンドラでの移動も、ロマンチックで素敵ですね。
今回ご紹介するのは、ベネチア本島から出ている船に乗って行ける3つの島、ブラーノ島、ムラーノ島、リド島とその行き方です。
ベネチア本島は教会、美術館、広場など見所満載ですが、船で簡単に行ける周囲の島にも、せっかくなので足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
移動手段
ブラーノ島、ムラーノ島、リド島に行きたい場合は、まずはベネチア本島に行く必要があります。ベネチア本島からは船に乗って、3つの島を訪れることができます。
ベネチア本島から他の島への移動
ベネチア本島はそこまで大きな島ではなく、頑張れば島の端から端まで徒歩で行けるほどです。しかし、それだけでは移動が大変なので、地元の方はヴァポレットと呼ばれる水上バスも利用します。
ベネチア本島内には、何カ所かバス停のように船乗り場があります。島内の移動だけでなく本島からブラーノ島、ムラーノ島、リド島のように他の島へもこの水上バスで行くことができます。
住民や学生向けに水上バスの定期券があるようですが、観光の場合は24時間券の購入がお勧めです。もう少しゆっくり周りたいのであれば、72時間券でもよいと思います。
私は24時間券でブラーノ島、ムラーノ島、リド島を全て周ることができました。
ヨーロッパ内の移動
イタリア国内からベネチアへ、もしくはヨーロッパの他の国からベネチアへ移動する場合は、Omio:ヨーロパ交通予約サイト で検索することをお勧めします。
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ブラーノ島/カラフルでかわいい!
ブラーノ島はカラフルな家が並ぶ、とてもフォトジェニックな島です!1軒の家は大体1色で統一されているのですが、隣接する家と色が被らないので島全体がカラフルです。干してある洗濯物さえ、景観の一部になっています。
漁師が海から帰ってきた時に、霧の中でも自分の家がすぐにわかるように、色をばらけさせたのだとか。島中どこを写真で切り取っても色鮮やかで、不思議な空間でした。
ちなみにブラーノ島で有名なお土産は、一つ一つ手作業で編まれたレースです。繊細で手が込んでいる分、高価なようです。
ムラーノ島/ベネチアングラスの工房がある
ベネチアの有名なお土産として、ベネチアングラスが挙げられます。ムラーノ島には、ベネチアングラスを製造しているガラス工房がいくつかあります。
ムラーノ島では、ペンダントやイヤリングといったアクセサリーから食器・グラス、花瓶やランプなど、様々な形に加工されたベネチアングラスを見つけることができます。色鮮やかな商品が多く、特にミルフィオリ(千の花)と呼ばれる花柄のデザインが、繊細で可愛らしいです。
リド島/ベネチア国際映画祭の舞台
最後に紹介するのは、ベネチア国際映画祭が開催されるリド島です。全長約2kmのビーチがあり、特に夏のバカンスシーズンに人が集まる高級リゾート地です。映画「ベニスに死す」の舞台でもあります。
リド島の対岸には、サンジョルジョ・マッジョーレ教会が見えます。近くで見ても美しい教会ですが、少し離れた場所から見ても、また違った良さがあります。
まとめ
ベネチアから水上バスに乗って行ける、3つの島をご紹介しました。どの島もそれぞれ特色があって素敵なのですが、特にブラーノ島は色鮮やかで可愛い写真が撮れるのでお勧めです!