海外旅行や留学に、カルチャーショックは付き物ですよね。日本では当たり前と思っていたことが通用しなかったり、真逆だったり…。新しい発見がいっぱいあります。
今回は、カリフォルニアに約3週間滞在して感じた、カルチャーショックを4つご紹介します。
知っていると、実際現地に行った時の戸惑いが少なく済むもしれませんので、参考にしてみてください。
キリスト教
いきなり宗教の話から入ってしまいます!
日本人の多くは、普段宗教について意識せず生活しているのではないでしょうか。私もその一人で、正直に言えば初詣とかお盆さえも行事の1つくらいの認識かもしれません。
なので、生活の一部にキリスト教が入っている方の生活を目にするのは、新鮮な気持ちでした。
※もちろんアメリカ人がみんなクリスチャンなわけではなく、同じクリスチャンでも信仰度合いに個人差があります。一例として読んでみてください。
イメージと全然違う…!
カリフォルニアに到着した初日、長いフライトでくたくたのまま、ホストマザーに連れていかれたのは近所の教会でした。
それまで教会と言えば十字架が建てあって、その中では静かなミサが行われているものと思っていました。
でも、連れていかれた場所は、キリスト教を信仰する人が集まる施設と言った方が自然に聞こえるほど、私の教会のイメージとは違ったのです。
超広い講堂のような場所で、ステージ上の人が、ライブパフォーマンスのようにキリスト教の教えを伝えていました。音楽も荘厳な感じではなく賑やかで、ステージ上には巨大スクリーンまでありました。
え、ライブ…?と思ってしまったほどです。
もちろん静かな教会で祈りをささげるアメリカ人もいるはずですが、イメージとギャップがありすぎて、初日から「自分の知らなかった世界」を突き付けられたのでした。
自然に生活の一部になっている
カリフォルニアの大学で日本語を学んでいる学生の1人が、私ともう1人の日本人学生を、家に招待してくれました。彼女は数人の女子学生とルームシェアしており、他にも数人友達を呼んでいたようで、合計10人くらいが集まりました。
家に呼んでもらえて嬉しかったものの、これから何するんだろう…?という気持ちもありました。人数も多くちょっとしたパーティーみたいで、突然の歌を聞いたり、おしゃべりを楽しんだりしていました。
様子を眺めていると、その場にいた1人が、「聖書の一場面をみんなで劇にしよう」と言ったのです。
⁈
遊びに誘ってくれた学生も、その日家に集まった友達もみな、クリスチャンだったのです。
日本で学生同士が集まって、「仏教の一場面を再現しよう」という話を私は聞いたことがありませんし、多くの日本人も同様の感覚ではないでしょうか。
ちょっと戸惑ってしまったのが表情に出たのか、誘ってくれた友達は「無理して混ざらなくていいよ。驚かせてごめんね」と言ってくれました。
決して嫌な思い出ではなく、文化の違いを色濃く感じたエピソードでした。こんな風にごく自然に、生活の一部にキリスト教があるんだなあと思った次第です。
あらゆるもののサイズが大きい
これは、皆さん何となく想像できるのではないでしょうか。
そもそも、アメリカの国土面積は日本の約26倍もあります。道路はもちろん幅広く何車線もあり、ホームステイでお邪魔したお家も大きかったです。
大学構内
日本の大学にしたって、小さい大学も大きい大学もありますよね。
でも、見せてもらったカリフォルニアの大学は、もはや1つの街くらいの規模があるように感じました。キャンパスはどこまでも続き、次の授業への移動手段が車だったり、スケートボードだったり。移動が大変そうだな、と思いました。
食べ物
皆さんおなじみのスターバックスです。ベンティサイズはこんな感じ。
日本でも人気のあるハーゲンダッツが、スーパーで売られていました。普通のサイズでも、日本で売られているものの2.5倍くらいの大きさでしょうか。ハーゲンダッツにもファミリーサイズがあるんですね。
※カリフォルニア滞在で食べたものをまとめました。
英語が通じない場所
カリフォルニアに行く前は、アメリカなんだから、どこでも英語が通じるだろうと思っていました。
しかし、カリフォルニアで参加したボランティアプログラムでは、英語をあまり話せない方もいました。最低限の英語は話せるのですが、母語はスペイン語という方です。
カリフォルニアの南端はメキシコと接しており、メキシコにルーツがある方は、スペイン語が母語の場合が多いです。
人によってはもちろん英語を流暢に話せますが、アメリカで英語があまり通じない人がいるということに、正直ちょっと驚いたのは事実です。
地理的位置とか歴史的背景とか、何となく分かっているつもりだったのですが、やはり実際にそういった状況に遭遇しないと、身をもって理解することは難しいと感じました。
治安の話
日本は世界でも有数の治安がいい国です。そんな日本の感覚のまま、世界中を旅したり留学したりすることは、ある意味危険です。
カリフォルニアで実際危険な目に遭ったわけではありませんが、日本との治安の違いを感じた場面をご紹介します。
We can buy guns
アメリカでは州によって規制が異なるものの、銃を個人で所有している人がいることも分かっていて短期留学したわけですが。
街で"We can buy guns"と書かれた看板を見て、はっとしました。「自分は今、銃を購入し所有できる国にいるんだ」と実感して、急に恐くなってしまいました。実際、ホストマザーは銃を所持していませんでしたが、弟は持っていると言っていました。
ビーチで売られていたもの
日本人の学生同士、女子7人でカリフォリニアのビーチに行った時のこと。
行く前から「あまり治安が良くないから気を付けて」ということは、大学の先生から注意されていました。
海はきれいだし空は青いし、気持ちが良いビーチだったのですが、道端でドラッグが売買されている現場を目撃。
こんなに普通に手渡しされるものなんだ…と驚くと同時に、ビーチは楽しんでも気を緩めすぎてはダメなんだということを思い出しました。
まとめ
カリフォルニアに約3週間滞在して感じた、カルチャーショックを4つご紹介しました。事前準備や調査はもちろん大切です。でも、実際に自分が体験してみないと分からないことって沢山ありますよね…。
危険はできるだけ回避しつつ、自分の世界が広がるような体験は、積極的に重ねてもらえればと思います。
※私が海外でよく利用するWiFi
※短期留学っ意味あるの?というお話。
※失敗しない留学先の選び方。